愛していれば、奇跡もきっと起こる―バスの転落事故で湖の底に沈んでしまった死者たちが、愛する人たちに別れを告げるために、午前0時に戻って来た!深夜のバス・ターミナルでの、死者と生者の不思議な出会い。生きることの切なさ、命の輝き、そして人を愛することの素晴らしさを描ききった、赤川ファンタジーの傑作。(大林宣彦監督・映画『あした』原作)。
たまに赤川さんの作品を読むと、話がファンタジーであってもスッと入ってくるのは何故だろう。初出は1997年(多分)ですが古さは感じないですね。
偶然ですが読んだころバス事故が多くて、だから手に取ったのかもしれません。初めからグッときてしまいます。。何組もの再会に、自分をあてはめられる人物がいてつい重ねて読んでしまいますし、変な捻りがない分感情移入したまま最後まで一気に読んでしまいました。やはりスッと読めたわりに、余韻が続きますね。色々考えさせられます。
でも、読んだ人が多分同じ感情になるんじゃないかな。。若い子もおばさんも。
やはり読むタイミングが良かったかな。
きっと、また思い出せる一冊でした。