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『銀座缶詰』 益田 ミリ 幻冬舎文庫

街中で若い女性に配られるポケットティッシュを差し出されなくなった。自分より若い人とご飯を食べる時、お開きの時間を気にするようになった。それでも、まだたくさんしたいことがあって、夜遊びだってする…。40を過ぎて気づく、既に失われたかけがえのない「若者」だった時間と、尊い「今この瞬間」を掬いとる、心揺さぶられるエッセイ集。

こちらもアッという間に読了…自身が43歳のころのエッセイなんですよね。そんなに年齢重ねてるわけでもなく、毎年毎年同じように過ごしてるのに気づけば、周りに気を使われたりこちらから気を付けなければならないことが出てきたり。。分かるわ〜(笑) でも疑問をそのまま表に出せるっていいな。。気ままに旅行にいったり映画にいったり、思い切った買い物ができるのも40代だからなのか。同世代(私)には羨ましい生活に見えるけど、羨ましくおもうものなのかな。でも独り言のようなエッセイは面白い。これからは積極的に読んでみたいかも・・。


 
2014.08.30 Saturday 23:44 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『女湯のできごと 』 益田 ミリ  知恵の森文庫

「家にお風呂があったらいいのになぁ。いつもそう思っていたけれど、お風呂がなかったからこそ見えた世界もあった、と今では思う」(「あとがき」より)。女湯のおばちゃんの「もったいない魂」って何?「ええお湯」は一体どんなお湯?前途多難なワキ毛問題とは?好評既刊『お母さんという女』に続く、しみじみイラストエッセイ第2弾。

ちゃんと読んだのは初めてだけど、すーちゃんのシリーズはいつも身近な話題を扱っていて面白い。
この本は自身のエッセイだけどやっぱり身近で面白い、たぶん年齢が近いからだろう(笑)。
銭湯は今も昔も地域の社交場には変わらないようで変わらない出会いもあれば、その日だけの出会いもある。それぞれのマイルールもあって面白い。今は銭湯も少なくなりスーパー銭湯に変わっていってるところもあるけれど、そこでも人間模様も観察できるのかな。
私は昔キャンプに行ってた頃、近くの温泉や銭湯をよく回ってたのが最後かも。懐かしさばかり浮かんでくるけど、家風呂が壊れたらお世話になるかも・・。銭湯…町に一つは残ってほしいな。
2014.08.29 Friday 23:48 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『疾風ロンド』 東野 圭吾  実業之日本社文庫

強力な生物兵器を雪山に埋めた。雪が解け、気温が上昇すれば散乱する仕組みだ。場所を知りたければ3億円を支払え―そう脅迫してきた犯人が事故死してしまった。上司から生物兵器の回収を命じられた研究員は、息子と共に、とあるスキー場に向かった。頼みの綱は目印のテディベア。だが予想外の出来事が、次々と彼等を襲う。ラスト1頁まで気が抜けない娯楽快作。

前作『白銀ジャック』の続きとなる作品。根津と瀬利がメインで出てきますが、今回も父子の家族愛に触れていて面白かったですね。ストーリーとしては難しくないのですらすら読めてスピード感が出てよかったと思います。

この本を読んだ後、渡辺謙さんが根津役でのドラマ『白銀ジャック』見ました。これを見てから読んだらもっと良かったかも。
ドラマの方は2時間なので展開も早いんですが、役者さんがベテランさんや人気俳優さんが出ていて豪華でした。夏場に真冬のドラマなのでいろんな意味でビックリしましたが。。
小説もドラマもシリーズ化するんでしょうか。。

7点

2014.08.05 Tuesday 23:18 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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