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『散歩』  小林 聡美   幻冬舎

散歩はひとりに限る。身軽な格好で、好きな路地を選んで、ふらふらウロウロするのは、かなり贅沢な行為だと思う。人ごみで息を止めれば、自分の姿形まで消えてしまうような錯覚は快感ですらある。この本は、そんなひとり散歩大好きなワタシが、ふたり散歩に挑戦した汗と涙の記録です。
(おわりにより)
個性派女優が、柳家小三治、井上陽水、もたいまさこ、石田ゆり子、加瀬亮などなど、気の置けないひとたちと、気ままに散歩。行ったところは、東京タワー、中目黒、箱根、駒沢公園、浜離宮……。気の向くままに歩きながら、時に笑い、時に深く、語り合った記録。


1対1で散歩しながらのトークをまとめたもの。なかなかのメンバーに驚くものの、中身は緩々でまあまあ面白いかな。写真もあるけど、挿絵のように入れてもらえてたらもっとわかりやすかったのになぁ。

2014.02.26 Wednesday 01:38 | comments(0) | trackbacks(0) | 

マンガ『となりの関くん 1 』森繁拓真

[ マンガ ]

ドミノ、折り紙、避難訓練、そしてネコ……。多種多様にしてその展開はナナメ上。謎の男子生徒・関くんの遊びは、なんでもない机の上を遊園地に変え、隣の席のマジメ女子・横井さんを魅了する! ……授業中なのに。静かな授業中の教室という限定空間で展開する、ときどき超展開、ときどきシュール、ときどきほっこりな閉鎖空間コメディ登場!!


…このマンガ面白いのですが、知ったきっかけはこのPV



神保さんだ…。

2014.02.12 Wednesday 23:02 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『菩提樹荘の殺人』 有栖川 有栖  文藝春秋

若き日の火村、そして若さゆえの犯罪――シューベルトの調べにのり高校生・アリスの悲恋が明かされる表題作、学生時代の火村英生の名推理が光る「探偵、青の時代」、若いお笑い芸人たちの野心の悲劇「雛人形を笑え」など、青春の明と暗を描く。

作家アリスシリーズというのか火村シリーズというのか…。今回は若さを共通とした4つの短編集。このシリーズの主人公たちは年齢30代半ばで固定されてしまってるなかで、火村の大学生時代のエピソードとアリスの高校生の頃のエピソードが入っていて面白かったです。というか、どれも面白かった。アリスと火村は大学生の時に出会ってるのでそれ以前はお互いに謎だし、付かず離れずの距離感もいい。

「青の時代」の火村の名探偵ぶりも面白くていい。

やっぱりこのシリーズいいな。


9点



2014.02.07 Friday 17:56 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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