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『夢を売る男』  百田 尚樹  太田出版

『永遠の0(ゼロ)』の百田尚樹、大暴走!!
最新書き下ろしは、出版界を舞台にした掟破りのブラック・コメディ!

敏腕編集者・牛河原勘治の働く丸栄社には、本の出版を夢見る人間が集まってくる。自らの輝かしい人生の記録を残したい団塊世代の男、スティーブ・ジョブズのような大物になりたいフリーター、ベストセラー作家になってママ友たちを見返してやりたい主婦…。牛河原が彼らに持ちかけるジョイント・プレス方式とは―。現代人のふくれあがった自意識といびつな欲望を鋭く切り取った問題作。




胡散臭い出版へのお誘い…なのにみんな信じてお金を出してしまう。巧みな話術に嘘はないが(作品を名作というのは嘘だけど)この世に作品を出したいという気持ちをうまく利用して半額を出資させる手口・・そして牛河原の本音の毒舌っぷりにお見事というか業界の裏を見たような…なかなか痛快に皮肉ってるのが実に面白い。
ところが社員の苦情対応に出たりライバル会社が出てきたりと出版会の苦悩だったり、素人作家とプロの作家の本音を編集者側から見た視点で語ったりと、これもかなり面白い。
実在の作家を彷彿させる登場人物に笑えるというか引くというか、ブラック部分もいい。

本来の百田さんの作品とは雰囲気が違うと思うが、読みやすくわかりやすい。これは作品中で出てきた売れる本だ。
本作品を読めばなるほどと思うことも多いはず。


…感想を書くは十分気を付けよう…(苦笑)

9点

2013.09.27 Friday 10:01 | comments(0) | trackbacks(0) | 

マンガ『ペコロスの母に会いに行く』   岡野 雄一   西日本新聞社

[ マンガ ]

母は、人生の重荷を下したかのように、ゆっくりとゆっくりとボケていきました─

62歳、無名の“ハゲちゃびん"漫画家が
施設に暮らす認知症の母との
「可笑しく」も「切ない」日々を綴った
感動のコミックエッセイ!
40歳で故郷長崎にUターンした漫画家(62歳)が、親の老いを見つめてきた日々の、笑えて、温かくて、どこか切ない家族の物語。
主人公は、認知症と診断され施設に暮らす現在89歳の母。母が見せる「人生の重荷を下ろしたとびっきりの笑顔」や、著者のはげた頭を見て名前を思い出すエピソード、時折つぶやく亡き父との思い出話などを描いたコミックエッセイです。
「忘れること、ボケることは、悪いことばかりじゃないんだ。母を見ていてそう思った」


とっても可愛らしい母親を介護する四コマ漫画エッセイで、最初の方はまぁクスッと笑えるんですが、この家族、特に母親の人生が現在と昔が入り混じって…泣けますね。。。
実の息子に介護…といってもホームに入ってるので通うという形ですが、優しく母親みつえさんの半生を描いています。
既に亡くなってる夫(父親)も母親の中では頻繁に登場してきますし、長崎出身ということで被爆体験もされてる、その中で生き抜いてきたみつえさん、今は自由に生きていらっしゃるのでしょうか。
色々考えさせられる。。。はずですが、でも面白く、私の母や義理の父母はまだまだ元気ですが、このような気持ちで向き合えたら素晴らしいだろうと思います。



2013年秋に映画化されます。

オススメ♪

2013.09.26 Thursday 10:45 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『夢幻花』  東野 圭吾  PHP研究所

黄色いアサガオだけは追いかけるな―。この世に存在しないはずの花をめぐり、驚愕の真相が明らかになる長編ミステリ。
独り暮らしをしていた老人・秋山周治が何者かに殺された。遺体の第一発見者は孫娘の梨乃。梨乃は祖父の死後、庭から消えた黄色い花のことが気にかかり、ブログにアップする。ブログを見て近づいてきたのが、警察庁に勤務する蒲生要介。その弟・蒼太と知り合った梨乃は、蒼太とともに、事件の真相と黄色い花の謎解明に向けて動き出す。西荻窪署の刑事・早瀬らも、事件を追うが、そこには別の思いもあった。



月刊誌『歴史街道』に2002年から2004年にかけて連載された作品を、今のテクノロジーと現代2013年に合わせた作品に手直しされた作品。

朝顔は江戸時代にずいぶん流行ったのは知ってましたが、絶滅した色があったんですね。そんなことは知らない若者たちと、刑事たちの捜査2方向から事件を追いかけるのですが・・・。

事件を解明していくのと同時に、人それぞれには役割がありそれは宿命でもある。。といった読み手にも問いかけるような終わり方になってます。
ミステリーとしては少し弱い気もしますが、人間模様を見ていく面白さはあります。東野作品によく出てくる父子の関係も出てきますし理系の話も出てくるので、東野作品らしさはふんだんにもりこまれてます。
サクッとは読めますがオススメしたい作品です。

8点

 

2013.09.20 Friday 23:17 | comments(0) | trackbacks(0) | 

マンガ『やつがれと枕荒らし―絵本漫画』 くるねこ大和  幻冬舎コミックス

[ マンガ ]

親を捜してさまよう子供と、おとなたちのついた優しい嘘。じんわり、笑い泣き。人情噺描き下ろし第3弾。

やつがれシリーズ・・あっ…第3弾から購入しちゃった。
このお松ちゃんがメッチャ可愛いんですよね〜ウチの子に似ていて。。
ストーリーもいいし。
ちょっとお高いけど1・2・4も買おうかな〜。
絵本だけど、しっかり読めて泣けます。

出てくるキャラクターはくる家に居た子に似た子ばかり…感情もそりゃ入りますよ〜。
(猫好きには)オススメです。

2013.09.05 Thursday 23:55 | comments(0) | trackbacks(1) | 

CD『MELODIES (30th ANNIVERSARY EDITION) 』 山下達郎

[ >>>邦楽 ]

1983年に発表された山下達郎の代表作ともいえる「MELODIES」。
発売30周年を記念したニューリマスター盤をリリース。
今回のリマスターにより音に更なる磨きがかけられ、歳月を感じさせない高いポテンシャルを持つ本作は、日本の音楽史を知る上でも外すことの出来ない必聴アルバム。クリスマスの定番曲となった大ヒットナンバー「クリスマス・イブ」もこのアルバムから生まれた。
音源のリマスターに加え、新たにボーナス・トラックや山下達郎本人による解説を追加。



1. 悲しみのJODY (She Was Crying)
2. 高気圧ガール
3. 夜翔 (Night-Fly)
4. GUESS I’M DUMB
5. ひととき
6. メリー・ゴー・ラウンド
7. BLUE MIDNIGHT
8. あしおと
9. 黙想
10. クリスマス・イブ
11.SOUNDS WITH COKE THEME ("Jody" Inst. Version)
12.高気圧ガール(Long Version)
13.BLUE MIDNIGHT (1st Mix)
14.クリスマス・イブ(Key In D)
15.悲しみのJODY(Reprise)
   
   (2013.8.28) 

LP時代はカセットで、その後CD化でまた聴いてました。
そして30周年のリマスター版プラスボーナストラック。
10曲で一つの作品…みたいに思ってたので、ボーナストラックは別で入れてほしかった気もしますが、並べて聴いてみるのもありなのかな〜。
とにかくいろんなテイクがあって、それを聴き比べる楽しさがありますよね。
ファンにも楽しいし、どのバージョンで歌ったものも殆ど残してあるんでしょうか。歌も収録した音源一つ一つさえも大事にされていますね。
私は15曲目のがさらに気に入ってるんですが、昔からのファンの方にはどれもお宝な音源ですよね。

楽しみ方は無限大です(笑)

2013.09.04 Wednesday 10:58 | comments(0) | trackbacks(0) | 

マンガ『くるねこ丼 3』 くるねこ大和 エンターブレイン

[ マンガ ]

へいお待ちっ! 祝★アニメ「くるねこ」ブルーレイ発売記念!

「くるねこ」スペシャルファンブック第三弾がついに登場!

・描き下ろしマンガ「くるねこ大和の幼ものがたり[後篇]」
・くるねこクッキング「カルダモン味噌ラーメン」
・宇江佐真理×くるねこ大和 対談
・伊藤潤二&石黒亜矢子×くるねこ大和 鼎談
・荻上直子×くるねこ大和 対談
・藤田紘一郎×くるねこ大和 対談
・「ネコエイズがなんだっ! 恐れるよりも、知ることから」鈴木 真(猫の先生)
・くるねこ大和ご用達「くるねこ用語辞典 其の弐」

などなど盛りだくさんでお届けする『くるねこ丼3』をめしあがれ♪



…『くるねこ丼2』を紹介するの忘れてたな〜。
いつものマンガとは違って、くるねこ大和さん寄りの話と対談が主になってるので活字が多いかも。
私も好きな宇江佐さんとの対談もあって…結構サッパリしたご意見でしたがそれも宇江佐さんらしいかな。
後の方々は猫派、猫寄り、猫中心、猫ありき…なんていう私に近い人たち。
荻上直子さんの作品も改めて見たいなって思いました。

難をいうなら、、あの語録的なものは要らないかもっと減らしてほしいよね。。
良く知ってる人には、書かれなくても分かるし、知らない人はさっぱり・・じゃないかな。。

は〜トメトメ♪(トメちゃん推し)

2013.09.03 Tuesday 05:19 | comments(0) | trackbacks(0) | 

私にとって「コーラス」といえば。。。

 

 


▲角松敏生 You're My Only Shinin' Star (25th Anniversary )


角松さんの25周年ぐらいまでのコーラスをされていた高橋ジャッキー香代子さんがお亡くなりになりました。
最近は長淵剛さんのコーラスをされていて、何回かTVで拝見させていただいてましたが…残念です。

思えば私がレコードで聴いていたころコーラスの美しさと迫力に…外国の方がコーラスをされてるのだとずっと思ってたんですよね。。
初めて映像で見たときはビックリ…踊ってましたしね〜。
いつかはまた角松さんのバックに・・記念コンサートとかで参加してほしいと思ってただけに本当に残念です。
あの歌声と笑顔忘れません。ご冥福をお祈りいたします。。

 

 

 


▲角松敏生 もう一度・・・and then (25th Anniversary )
2006年6月の横浜アリーナでが最後に生で聴けたことになりました。。
この映像も泣かせますが、でも映像の中では会えますから・・・。

 

 


▲角松敏生 Girl in the Box (20th リベンジ)  
2003年11月 20周年リベンジライブ

 

 

 


▲角松敏生 overture 〜 Realize (25th Anniversary)
 

2013.09.02 Monday 14:06 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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