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■未完成日記2011■今年のまとめ

[ その他 ]
 
 2011年…皆さんはどのような一年でしたか?


私は…
2011年に読んだ本は29冊。

2011年に読んだエッセイは5冊。

2011年に観た映画やDVDは11本。

2011年にレビューしたCDは6枚。

・・・でした。


みなさんはどうでしたか?


ちなみに10点をつけたのは
『張り込み姫』 垣根涼介
『招かざる客』 笹川佐保
『霧に溶ける』 笹川佐保
『深川にゃんにゃん横丁』 宇江佐真理
『下町ロケット』 池井戸潤
『夜叉桜』 あさのあつこ

・・・でした。





今年は色々ありましたが…

来年はいいことが一つでも多くありますように(笑)
    いやな事はすぐに忘れられますように(笑)


…みなさん、よいお年を…。




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2011.12.31 Saturday 00:29 | comments(0) | trackbacks(0) | 

■未完成日記2011■12月分まとめ。

[ その他 ]
 <<本>>5
『御手洗潔のダンス』 島田荘司
『闇の華たち』 乙川優三郎
『鍵のかかった部屋』 貴志祐介
『ツクツク図書館』 紺野キリフキ
『暗闇坂の人喰いの木』 島田荘司


<<エッセイ・ノンフィクション・他>>3
絵本『ちびねこ絵本 くりまん』 大島弓子
マンガ『四月怪談』 大島弓子
『三谷幸喜のありふれた生活9 さらば友よ』 三谷幸喜


月の前半に読んだものだけで終了してしまいました。
後半は全然読めなかったなぁ。。
一応図書館では沢山借りてきたんですけど。。
ますます新刊に疎くなってます。


いつもは『クリスマスの約束』の記事を載せるのですが、
間に合わないので、(ちゃんと見ましたよ〜)
また後日コッソリUPすると思います。
 
あっ、角松さんの30周年のDVDも購入済みです。
かっこよすぎる〜♪
これも後日UPになると思います。

…と、この2ネタで検索で来られる方が多いのに…
すいません〜m(_ _;)m

2011.12.30 Friday 11:15 | comments(0) | trackbacks(0) | 

小田和正 「クリスマスの約束 2011」

[ 音楽 ]
 

OA:12月25日(日)23:30〜


 小田和正とTBS、11回目のクリスマス。
 『クリスマスの約束』は、アーティスト・小田和正が持つ卓越した表現力を余すことなく伝える番組。
 過去10回の放送では、「最良のライブ番組」として数多くの賛辞を得て、なかでも2009年に放送した、21組34名のアーティストによる「22分50秒」という曲ををお送りした回は、第36回放送文化基金賞「テレビエンターテインメント番組 優秀賞」を受賞。番組放送開始以降、日本を代表する良質な音楽番組として、テレビ文化の一端を担い続けている。
 そして2011年。今年もクリスマスの夜に、至高のメロディをお届けする。

今回の目玉はやはり2年前にやったメドレー。あの感動の後、別の番組が十数名の歌手のメドレーをしていたが、やっぱり違う。繋げただけじゃダメなんだ(私談)

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2011.12.26 Monday 08:33 | comments(0) | trackbacks(0) | 

絵本『ちびねこ絵本 くりまん』  大島 弓子 白泉社文庫

[ 絵本 ]
 かつて絵本雑誌『おひさま』に長期連載された、とっても優しくてかわいいお話。『ちびねこ絵本』に続く本文庫は、作者自らのセレクト50編に、新たに描きおろし3編を加えた文庫オリジナル絵本です。 2011年11月刊。

前作『ちびねこ絵本』に収録されなかったエピソード、そしてちびねこが拾ってきた「くりまん」ちゃんの登場、これが可愛い!!
ちびねこよりも仔猫、おしゃべりもまだ出来ませんが、可愛い弟分?が出来て癒されます。
もうすでに連載は終わってるようですが…続き…気になりますよね。
子どもさんにもいいですけど、大人が…猫好きの大人にはたまらない一冊です。
ちょっとお高いけど、フルカラーですし、オーシマさん独特のパステルカラーは癒されます。

2011.12.10 Saturday 01:31 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『御手洗潔のダンス 』  島田 荘司  講談社文庫

 人間は空を飛べるはずだ、と日頃主張していた幻想画家が、4階にあるアトリエから奇声と共に姿を消した。そして4日目、彼は地上20メートルの電線上で死体となっていた。しかも黒い背広姿、両腕を大きく拡げ、正に空飛ぶポーズで!画家に何が起きたのか?名探偵御手洗潔が奇想の中で躍動する快作集。

4編の短編集です。
「山高帽のイカロス」
売れない画家が何故電線に引っかかって死んでいたのか。トリックはかなり大胆なもの。その工程は奇天烈ながらも面白い。よほどの発想力がないと解決出来ないなぁ。

「ある騎士の物語」
これも大胆ですが、男と女の感情の入り方が違うというものでしょうか。偶然が偶然を呼ぶ展開で、なんだか…とは思わない。強いて導かれるように出来た犯行のように感じられた。

「舞踏病」
これは御手洗さんのもう一つの才能医師として才能が充分に生かされた作品。鍵を握るのは痴ほうの症状が出てきた老人。急に踊りだす病気って…。いやはやクスリって怖いですね。

「近況報告」
これは普段の御手洗さんってどんな生活送ってるの?どんな所に住んでるの?など、御手洗さんたちのファンからの要望に答えての書き下ろしとなっている。とはいえ、まだまだ謎が多いのだが。

大胆なトリックだけでなく、事件に至るまでの経緯も良かったです。

8点
2011.12.09 Friday 09:56 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『闇の華たち』 乙川 優三郎   文春文庫

 巻き込まれるようにして友人の仇討ちをとげる侍の感情の揺れを描いた「花映る」、客と女中として茶屋で再会した幼馴染ふたりの人生が交差する「悪名」、桜田門外の変を佐倉藩の隠密が回顧する「面影」など、珠玉の短篇六篇を収録。武家社会を生きる男女の人生を、磨きぬかれた格調高い筆であざやかに活写する。

6編の短編集ですが、どの話も出てくる登場人物の人生の一部をギュッっと濃縮された話ばかり。
世の不条理を恨むわけでもなく、それを当たり前として生きている。諭すわけでもない、淡々とした描き方にリアリティや共感を感じる。
1編ごとに感想を書くと膨大になりそうなのでやめますが、じっくり読みたい本、読んで欲しい本です。

>9


2011.12.08 Thursday 00:58 | comments(0) | trackbacks(0) | 

マンガ『四月怪談』 大島 弓子  白泉社文庫

[ マンガ ]
4月、高2になった国下初子は不慮の事故で死んでしまう。霊になった自覚のない初子の前に現れたのは、何十年も自分の肉体を探して宙をさまよう岩井弦之丞の霊だった。「早く肉体に戻って生き返りなさい」という彼の忠告を聞かない初子は、霊のまま現世を浮遊して憧れの先輩への失恋を知る。

収録作品:
ローズティーセレモニー/きゃべつちょうちょ/ページワン/四月怪談/雛菊物語/桜時間/金髪の草原



短編集となってますが、どれもちょっと暗いテーマを扱ってるのにコメディも入ってる。読み応えのある一冊となってます。

「四月怪談」初子は命を失った事の重みも分からず、浮遊している間に好きだった人は別に好きな人がいることが分かってなかなか自分の体に戻ろうとしない。そこに肉体に戻れず成仏も出来ずにいる一人の男性、そして霊が見えるクラスメートに出会う。
生きたいって気持ちが戻るわけじゃないけど、初子も霊も初子の身体を使って相手を生き返らせたい。本当にギリギリまで迷ってる姿にハラハラするのだが、読んでいて実はこれは残された人達の思いなんじゃないか。亡くなったとしても実はまだ意識は近くにあって、その魂が肉体に戻れば生き返る、生き返って欲しいという、生きている側の祈りだったのかも。
結構コミカルに描かれてるけどシュール。

「桜時間」16歳の時に3ヶ月の間に3人の男性と付き合った、そうしたら子どもを授かった。おろす気になかった私はその事を告げると別れの手紙をもらい、そして4人目の男性がそれでもいいと言ってくれ、その人と結婚をしたが…。
子どもに誰に似たのか…なんて話はある話だがこの家族の場合は…。それを気にするのは母親だけだが、本当は誰の子だったのか、その父親である人はどんな人だったのか探しに出てしまう。
母親の不安とは別に男の子はすくすく、そして母を見る。そして旦那となった男性は。。
この設定が面白い。母親はオロオロするが、父親と子どもは自然だ。一緒に過ごしてきたその事が家族なのだから。見えないモノに振り回されるが母親の後ろめたさだったのか。

生と死を扱うものが多い中基本はコメディも入ってる。また頭で考えてる事が膨らみすぎて、現実の世界にも入り込んでいるというのが多いかも。頭でっかちになることもある。その苦しみから逃れるきっかけをくれてるのかな。。。
2011.12.07 Wednesday 01:36 | - | trackbacks(0) | 

『鍵のかかった部屋』   貴志 祐介  角川書店

 防犯コンサルタント(本職は泥棒?)・榎本と弁護士・純子のコンビが、4つの超絶密室トリックに挑む。表題作ほか「佇む男」「歪んだ箱」「密室劇場」を収録。防犯探偵・榎本シリーズ、待望の最新刊登場!

『ガラスのハンマー』『狐火の家』に続く第三弾。
これも密室にこだわってます。だんだん弁護士の純子が天然になってるのが残念ですが、深刻になりすぎてないのが読みやすさになってると思います。

「佇む男」話としてはパンチが弱いのですが、それでも密室にしたトリックは面白かったです。

「鍵のかかった部屋」サムターンの魔術師と言われたプロが目の当たりにした鍵の掛けられた密室の部屋…プロと言われた会田がその部屋の鍵を解くのに随分苦労させられる。ようやく開けて中に入るとそこには甥っ子が亡くなっていた。現役と引退した窃盗犯が並んでるという不思議な光景、犯人も分かってるのに密室の謎が解けない・・・。まさに密室の謎解きがメイン。途中で純子の推理も入るけど、まぁ無理のある推理。でもこういう密室を作り出す犯人は、その密室の謎が解ければすべてアウトになる事に気付かないんでしょうね。。面白かったです。

「歪んだ箱」欠陥住宅、悪徳業者とまんまと騙された男、トラブルになるのは見えてるんですが、その欠陥住宅を密室に見立てた殺人事件。うーん、やっぱりこの手の犯罪をする人は高飛車な奴なんですが、その仮面が剥がれていく様子がいいですね。

「密室劇場」これは前作にあった「犬のみぞ知る」の続編です。。
続編…またあの劇団に事件が。売名で事件が起こるのもありえる人たち。
あー殺っちゃったか…という展開に苦笑です。

8点
2011.12.06 Tuesday 00:22 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『ツクツク図書館』  紺野キリフキ  メディアファクトリー

 つまらない本しか置いていないツクツク図書館は、運び屋、語学屋、戻し屋ちゃん、と職員もへんてこぞろい。そこにある秋、ひとりの着ぶくれ女がやってきた。仕事は蔵書を“読む”、ただそれだけ。なのに女は働かず、来る日も来る日もわがまま放題。だけど図書館にある“伝説の本”の話を聞いて…?「図書館」好きの人たちの心を掴んだ作品、ついに文庫化。

つまらない本ばかり並んでいる図書館、しかも見つけにくい場所に立っているという。迷路のような内部に変わった職員が沢山いる。
面白くなくても読んでもらえたら本も嬉しいと思うけれど、面白くないが前提なんで(笑)
ジャンルとしたらファンタジー?短編ながら1冊の本となってるけど…
……あんまり面白さが感じられなかった。この世界観に入りきれないと難しいと思う。

5点
…いちおう最後まで読んだので(苦笑)。

もう一冊『はじめまして、本棚荘』もあるけど、そちらの方が面白いかな・・。
2011.12.03 Saturday 09:38 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『暗闇坂の人喰いの木』 島田 荘司   講談社文庫

 さらし首の名所暗闇坂にそそり立つ樹齢2千年の大楠。この巨木が次々に人間を呑み込んだ?近寄る人間たちを狂気に駆り立てる大楠の謎とはなにか?信じられぬ怪事件の数々に名探偵御手洗潔が挑戦する。だが真相に迫る御手洗も恐怖にふるえるほど、事件は凄惨をきわめた。本格の旗手が全力投球する傑作。

御手洗シリーズでいうと『占星術殺人事件』『斜め屋敷の犯罪』の次のストーリーとなる。
かなりの長編で、しかも数十年も前からいわく付きの大楠、その敷地に住む変わった一家。数十年の時間とともに隠された狂気の世界に御手洗さんが鋭く飛び込んでいくのですが…。
…いや〜読んでいて気持ち悪い。終戦の時代から現代まで繋がっていて怖いです。(タイトルそのものも怖い)
犯人の動機はなんとなく分かりますが、何でこんなに大仕掛けになっちゃうのかしら…いやはや、それが人間の怖さ?
それにしてもこんだけぶっ飛んだ事件が重なるとまともな人も平常ではいられないと思うんだけどなぁ。
私には苦手な展開でしたが、それでも読まずにはいられないといった感じでしょうか。
凄惨な事件の後に御手洗さんがレオナにかけた言葉は優しく、そんな気遣いが出来たのか…なんて思いましたが、それがないと救いのない話になってしまいますよね。

ホラー度が高いのですが、このシリーズでその後も出てくるらしいレオナ嬢が初出となるので…読んじゃいましたが、読み返しはしないと思います(笑)。

8点
2011.12.02 Friday 22:44 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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