『魔女の隠れ里 (名探偵夢水清志郎事件ノート)』はやみね かおる
<<エッセイ・ノンフィクション・他>>3
『猫にかまけて』町田 康
『マイブームの魂』みうら じゅん
『東京日記 卵一個ぶんのお祝い。』川上 弘美
…少ない。
町田さんの『猫にかまけて』は印象的。
今更ながらMJ氏のマイブーム。若い分だけコワイ(色んな意味で)
今が普通に見えるのが不思議。
みかんのReading Diary♪…本など諸々の感想、あと気になるものをUP。。
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■未完成日記2008■3月分まとめ。
[ その他 ]
<<本>>1
『魔女の隠れ里 (名探偵夢水清志郎事件ノート)』はやみね かおる <<エッセイ・ノンフィクション・他>>3 『猫にかまけて』町田 康 『マイブームの魂』みうら じゅん 『東京日記 卵一個ぶんのお祝い。』川上 弘美 …少ない。 町田さんの『猫にかまけて』は印象的。 今更ながらMJ氏のマイブーム。若い分だけコワイ(色んな意味で) 今が普通に見えるのが不思議。
TDK Presents TOSHIKI KADOMATSU Performance 2007〜2008 “Player's Prayer”RETURNS in 名古屋
[ >>>ライブレポ ]
TDK Presents TOSHIKI KADOMATSU Performance 2007〜2008 “Player's Prayer”RETURNS このツアー3本目ですがどれもバンドの形態がちがうんですよね…だからセットリストも微妙に違うんですよ〜。 花粉にやられフラフラな毎日を過ごしてる私ですが、がんばって行って来ました、愛知厚生年金会館。乗り継ぎが少なくて駅に近い!地方人には助かる場所です(笑) 以下、ネタバレ注意↓
『猫にかまけて』 町田 康 講談社
[ 本作家別ま行 ]
猫にかまけて どうでもいいようなことで悲しんだり怒ったりしているとき、彼女らはいつも洗練されたやりかたで、人生にはもっと重要なことがあることを教えてくれた。写真と文章で綴る、猫たちとの暮らし。 2000年4月から2003年4月まで雑誌『猫の手帖』2003年10月から2004年9月『FRaU』に連載したものに加筆訂正したフォトエッセイです。 連載中に飼っていた猫たちココア、ゲンゾー、ヘッケ、奈奈と町田さんとの生活ですが、やはり猫の闘病生活の話が涙を誘います。 元気な時はヤンチャぶりに手をやいてしまっても、歳をとり、また拾った時点で病んでいた猫への献身っぷりは、ヤンチャな頃を知ってるだけに辛くなります。 町田さんは度々辛そうにしている子に「可哀相でしかたない」を何度も言います。それでも強制的に食事を与え(食べないと一気に弱ります)面倒を見ていたら出る言葉だと思います。 文章の中では病院に何度も行ったとは書いてなく、町田さんと家人とで献身的に最後の日まで猫達と向き合います。 別れ〜そしてまた出会い。多頭飼いしていると入れ替わりそういう場面にあうことになるのですが、悲しい思いをしてもやはり猫を拾ってしまうんです。 猫がいるのが生活の一部となっている町田さん。 どうもこの方を苦手としていたのですが、ちょっと見る目が変わりました…。
『運慶 仏像彫刻の革命』 西村 公朝,熊田 由美子 新潮社
[ 本・その他 ]
運慶 仏像彫刻の革命 (とんぼの本―やさしい仏像の見方シリーズ) 西村 公朝,熊田 由美子 南都炎上、世は末法―平安から鎌倉へ、あらゆる価値観が崩壊し、新しく生まれようという時、日本彫刻界に一大革命をもたらした天才・運慶。人生の節目節目で重なる不思議な縁をもつ著者が同じ仏師の立場から人間・運慶を縦横に語る。慶運はどんな家に生まれ、どんな環境で育ったのか?そのデビュー作は?代表作として名高い東大寺南大門仁王像が発する“気”とは?晩年に到達した理想の世界とは?国宝一家・運慶一派(慶派)の革新の技とは、何だったのか。 私はどうしても仏像を美術品としてしか見れなくて、その時代の背景まで推し量ることをしてこなかった。理由は簡単歴史自体はとても苦手だから。 しかしこの本を読むで、何故この形の仏像が作られたのか、何を求められていたのかを考えなければ仏像の意味を持たないことに、やっと気付いたわけです。 運慶はとても有名ですが、京都奈良にその作品が納められてるのが多いので自然と見ることも多いのですが、なぜ京都奈良に多いのか、そして東大寺の仁王門の像がわずか2ヶ月で作られたその秘密など、仏師で沢山の仏像の修理をされてきた西村さんならではの話は読むだけで、当時の様子が目に浮かびます。 また質問形式に書かれているのでとても分かりやすいです。順序だてて書かれているせいか読んでいても難しさは感じません。 また慶派の事を知ると院派・円派の事も知りたくなってくる。 ‥・・知れば知るほど、また次々知りたくなる。 なかなか奥深い。しかしとても面白い一冊です。
『イラストガイド 京都・奈良のお寺で仏像に会いましょう 』 福岡 秀樹 メイツ出版
[ 本・その他 ]
イラストガイド 京都・奈良のお寺で仏像に会いましょう 一度は拝観したいあの仏像と出逢う旅にでかけませんか? 仏像に関心を持ち、京都と奈良のお寺を巡ろうとしている人のために、京都・奈良それぞれのモデルコース、わかりやすい案内マップで紹介する。 2002年4月に発売されたこの本。ガイド本なのですが、有名なお寺とそこにある仏像をあわせてカラーで紹介されてます。 いわゆる、まずは有名どころを押さえたい人(私)にはうってつけの本なのですが…京都編のほうは、あと2寺行けばコンプリート(え?) それぐらい王道の場所が紹介されてます。 仏像の紹介はイラストばかりなのですが、これが著者が一つ一つ廻ってきたって感じが伝わってきますし、お寺や仏像の歴史にも触れていてガイドブックとしてではなく資料的な見方も出来る薄い本ですが情報はギッシリ詰まった一冊になってます。(近くの茶所も紹介してあるし…) 奈良はまだまだ制覇しきれてないので、これからはこの本を持参して奈良方面を攻めたいと思います…笑
『マイブームの魂』 みうら じゅん 毎日新聞社
[ 本作家別ま行 ]
マイブームの魂 (角川文庫) 世間の流行は背を向けて、みうらじゅんが放つ偏愛のエッセイ集、第1弾の登場!マイブーム時代到来を告げる決定的な一冊。 マイブームの名づけ親であるMJ氏。 多趣味が趣味の範囲に収まらないのが彼の凄いところなんだろうか。 好きなものがたとえ人には奇抜なものでもどんどん自分発信で広めていくのだから、大したものだ(??) 色んな雑誌に書かれたエッセイをマイブームごとにまとめられているのだけど、「奥村チヨ」「仏像」「ボブ・ディラン」に「女装」までとは…。 書かれてる頃はMJ氏が30代半ば頃。今を知ってると若いなぁ…って思うけど、熱さがしっかり伝わってくる。こだわりも長く続けばそれもありなんだと思えるのが不思議なところ。 私も結構多趣味で、はまりやすく引っ張るタイプ。広く浅く〜と思ってたけど長く興味を持ち続ければ、知識の一つにでもなりそう…と勝手に解釈することにしよう…。
『魔女の隠れ里 (名探偵夢水清志郎事件ノート)』 はやみね かおる 講談社文庫
[ >>>はやみねかおる ]
魔女の隠れ里―名探偵夢水清志郎事件ノート (講談社文庫) 桜もちに釣られて名探偵夢水清志郎は亜衣たち三姉妹と、山深い笙野之里にやってきた。山荘に11体のマネキンを送りつけた“魔女”と名乗る謎の女が、恐怖の推理ゲームの開始を告げる。桜吹雪の夜、亜衣たちが目撃したのは空飛ぶ魔女なのか!?解決編に、亜衣たちも知らないもう一つの謎解きを加えた完全版。 青い鳥文庫で発表されていた『夢水清志郎事件ノート』シリーズ4作目で、2本立てになってます。3姉妹の個性もハッキリしてきましたが、今回は新たに雑誌の編集者の伊藤さんが加わり、更に村一体を巻き込んだ事件と、名探偵にふさわしい舞台が揃ってます。 ミステリーの王道となる雪山の山荘・密室が今回の舞台ですが、既にトリックは大人が読んでもドキドキさせられる展開になってました。 また、青い鳥文庫の時にはなかったエピソードがラストに付いてきます。 文庫の時は、長く話し込んでいた…という説明で終わってたんですが、その話がもう一つの謎解きなんですよね。。 今回も色んな小説に掛けながらの話は、本編とは別にまた楽しませてくれます。 >8点
『東京日記 卵一個ぶんのお祝い。』 川上 弘美 平凡社
[ >>>川上弘美 ]
東京日記 卵一個ぶんのお祝い。 雑誌『東京人』にて連載中の『東京日記』の単行本化です(2001年6月号~2004年5月号分を収録。続編も予定)。 著者ならではの、エッセイとも小説ともつかない、おかしみとシュールさの入り混じった世界が広がる本書は、川上的世界のエッセンスがたっぷりつまった、ファンの期待にこたえる一冊です。 先に『東京日記2 ほかに踊りを知らない。』を読んでたのでコチラも読んでみる事に。 コチラの方は月によって何となくのテーマがあってシンプルで面白いです。 約3年間の日記なんですが、川上さんの周りの時間の流れはいつも同じ、ゆったりですね。 よくお友達と外食をされるようですが、オシャレな場所より定食屋さんなどゆっくり飲みながら食事をされることが多いのかな。小説に出てくるクダリはこういうところからきてるのかも。また美味しくて楽しい時間を表現されるのが上手い。川上さんの小説の魅力の秘密を知ってしまったのかも。
『学校図書館発絵本ガイドブック』 三宅 興子/浅野 法子/鈴木 穂波 翰林書房
[ 絵本 ]
学校図書館発絵本ガイドブック 小・中学生にももっと絵本を! 小学校図書館司書、中学校図書館司書、大学児童文学科教員の著者らが、数多い絵本のなかからいくつかを抽出して紹介した絵本ガイドブック。 2002年度に始まった『総合的な学習の時間』で、私も小学校の読み聞かせに参加しています。 その中でよく思うのは小学生が読む絵本についてです。1年生に読む本と6年生に読む本は、自然と違ってきます。やはり高学年に読む本を選ぶのは難しいのですが、小学校・中学校の司書さんや大学教授の方が選ばれてる本はとても参考になります。 中学高校大学…となっても絵本を手にとって欲しい。小説だけでは伝わらないもの、また幼い頃読んだ本の思い出など、絵本は常に何かを教えてくれます。 私もタイトルは知っていても中身までよく覚えてる本は少ないです。まだまだ読んだことの無い本ばかり。 沢山ある絵本の中から、代表的な本をいくつか選び、そこから絵本の幅を広げてくのもいいですね。 そうそう、この本の始めは同じ本を小学生と中学生に読み聞かせしたときの話が数冊分書かれている。同じ本を読んでも年代によって感じ方が違うんですよね。 私も前に中学生に読み聞かせをしたことが1度あるので、小学生と中学生の受け止め方の違いに少し驚いたのを思い出しました。。
『仏像のひみつ 』 山本 勉 朝日出版社
[ 本・その他 ]
仏像のひみつ 仏像たちにもソシキがあった!? 仏像の中には何かがあるってほんとう? 仏像に興味はあっても、「むずかしそうだから・・・」と思っていませんか? 種類やかっこう、つくられた時代から材料まで、一見フクザツそうに見える仏像の世界も、4つのひみつさえ知っておけば、じつはこんなにおもしろい! 東京国立博物館の人気展示から、初めての、ほんとうにやさしくて楽しい仏像ガイド、ついに誕生です。 もともとは小中学生向けに作られた展示会だったそうですが、子どもだけでなく大人にも大好評。 難しい言葉や歴史に深く語らず、主に平安時代を中心にして、仏像の見方を優しく教えてくれます。 これは素人の私にも分かりやすく、更に仏像に対して興味を持ちました。 私は実物の像を見てから、こんな人だったんだと後で知ることが多く(要は前調べもなくみてしまう)、鑑賞しながら疑問を持ったりしてたのですが、その些細な疑問に答えてくれるような内容でした。私の疑問は初歩的なものばかりでした。。。 たとえば…先日行った京都のお寺で見た仏像の説明書きにあった、乾漆像の意味がわからなかったのですが、これについても分かりやすく書かれてました。 ついこの間行ったお寺も平安時代の仏像が多かったので、この本を手に取ったタイミングも良かったのかな。。 また硬い仏像と軟らかい仏像のくだりは、なるほど、見た目の印象も変わってしまう。 ほぼ見た目のみで見てる私には分かりやすい説明(笑) あと仏像のシルエットの話など平安時代のなかでの移り変わりが…面白いです。もちろん子ども向けに書いてあるのですが、おもしろいので、すんなり頭に入ってきます。 本当はその仏像のバックグラウンドが分かるようになれば、一人前の仏像リストなんでしょうが、まだ私には無理…。 この方の主旨もそうだとおもうのですが、美術館でどこを注目してみると個々の違いが分かって楽しめる〜とか、欲張りすぎず見る点を絞ってみるのも、分かりやすく鑑賞する一つの手だと思います。 また仏像の前に立つ時間が長くなりそうです…笑
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