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■未完成日記2006■8月分まとめ。

[ その他 ]
<<本>>3
『夏の日のぶたぶた』 矢崎存美 
『宇宙でいちばんあかるい屋根』 野中ともそ
『聞き屋与平―江戸夜咄草』 宇江佐 真理 

<<エッセイ・ノンフィクション・他>>2
『夢はトリノをかけめぐる』 東野圭吾
『三谷幸喜のありふれた生活 4 冷や汗の向こう側』 三谷幸喜

<<ビデオ・DVD>>2
ビデオ『内村プロデュース 劇団プロデョーヌ第2回公演 お笑いシェイクスピア お気に召すまま〜ん』
ビデオ『内村プロデュース 劇団プロデョーヌ第1回公演 お笑い 真夏の夜の夢 完全版』

<<音楽>>2
『COME ALONGII』 山下達郎
『Prayer』 角松敏生

少ないですね〜。
森絵都さんの『カラフル』と笹生陽子さんの『楽園のつくりかた』も再読しました。
あと、子供たちが読書感想文を書くために読んだ本も一応読みましたが…親の感想と子供の感想は…違うものですね(汗)

2006.08.31 Thursday 08:44 | comments(0) | trackbacks(1) | 

『夏の日のぶたぶた』 矢崎存美 徳間書店

夏の日のぶたぶた
夏の日のぶたぶた
夏の日のぶたぶた

今回は書き下ろし長編。
中二の夏休みに母親が弟を連れて実家に帰ってしまい、家のコンビ二の手伝いをすることになった一郎。早速配達を頼まれたその先は幽霊屋敷と呼ばれる家だった。
その誰も住んでないはずの屋敷へ行ってみると…。

…ぶたぶたが居るんです(笑)
今回の役どころは、また違った職業についているわけですが、料理が上手かったりパソコンを使いこなしていたりと、今までシリーズで読んできたのを全部経験しての今回のぶたぶたさんが居るようです。
やっぱり大人です。多感な中学生の男の子をそっと導きます。
毎回ですが、ぶたぶたさんは特に何もしません。変わらずにいるだけです。でもその存在がみんなを後押ししてくれるのです。
話はヤングアダルト向けにルビもいっぱい付いてますし、主人公のひと夏を上手く描いてます。きっと一郎にとって忘れられない夏になったでしょう。

また、大人が読むぶたぶたシリーズとしては、ぶたぶたさん自身が徐々に可愛くて癒されるだけではない存在になりつつあります。『ぶたぶたの食卓』『ぶたぶたのいる場所』あたりから矢崎さんも悩まれたようにぶたぶたさんも何かを考えているような気がします。
あとがきにあった「変わることと変わらないこと」。変わらないいつもの姿、でも確実に時が流れて変わっていくもの。ぶたぶたさんも変わらずにいるけど、読み手もぶたぶたも共に感じていくことで変化していくもの…。まだ模索中なのかもしれません。
まだまだぶたぶたさんから目が離せません…。

8点
2006.08.30 Wednesday 22:22 | comments(0) | trackbacks(0) | 

ビデオ『内村プロデュース 劇団プロデョーヌ第2回公演 お笑いシェイクスピア お気に召すまま~ん』

内村プロデュース 劇団プロデョーヌ第2回公演 お笑いシェイクスピア お気に召すまま~ん
内村プロデュース 劇団プロデョーヌ第2回公演 お笑いシェイクスピア お気に召すまま~ん (2003/7/24)

テレビ朝日系深夜枠で放送され高い視聴率を獲得した人気番組「内村プロデュース」。その番組内企画として旗揚げした劇団「劇団プロデョーヌ」の第二回公演が2003年3月28日に実現した。今回も出し物はシェイクスピア。座長の内村光良が「お気に召すまま」を喜劇にアレンジ、ふかわりょう、さまぁ〜ず、TIM、出川哲朗ほかの個性豊かなお笑い芸人達が登場し、爆笑の舞台を作り上げた。
本作は、公演の模様を完全収録する他、稽古やリハーサルの様子など、本番までのメイキングも収録した、中身の濃い作品となっている。
 

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2006.08.28 Monday 21:54 | comments(0) | trackbacks(1) | 

ビデオ『内村プロデュース 劇団プロデョーヌ第1回公演 お笑い 真夏の夜の夢 完全版』

お笑い 真夏の夜の夢 完全版
お笑い 真夏の夜の夢 完全版 (2001/12/21)

深夜枠にもかかわらず高視聴率を獲得している『内村プロデュース』の人気企画となった劇団旗揚げ公演のビデオ化が実現!
ウッチャンこと内村光良を座長兼プロデューサーとして旗揚げしたのは、その名も“劇団プロデョーヌ”。内村を筆頭に、ふかわりょう、さまぁ~ず、 TIM、出川哲朗、おさる、他総勢13名のお笑い芸人たちが、シェイクスピアの喜劇をアレンジして、なんと、大胆にも、現代版お笑い劇にショー・アップ! 「劇団プロデョーヌ~真夏の夜の夢~」と銘打って劇場公演を行うという壮大な(?)企画だった。
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2006.08.27 Sunday 21:52 | comments(0) | trackbacks(0) | 

CD『COME ALONGII』 山下達郎

[ >>>邦楽 ]
COME ALONGII
COME ALONGII

1.FUNKY FLUSHIN'
2.Silent Screamer
3.永遠のFULL MOON
4.LOVE TALKIN'
5.夜の翼
6.あまく危険な香り
7.SPARKLE
8.LOVELAND,ISLAND
9.Ride On Time
10.いつか
11.YOUR EYES
(1984.4)(1997.06)

小林克也とカマサミ・コングがDJ形式で曲を紹介。
このDJが絶妙でカッコイイ!!
4.LOVE TALKIN'は最高ですッ!
曲のチョイスもイイですよね。
昼のドライブにも、長い静かな夜に聴いても良し!です♪

ジャケットはもちろん鈴木英人さん。
残り少なくなった夏を、このアルバムで楽しみます。。
2006.08.26 Saturday 01:28 | comments(0) | trackbacks(0) | 

CD『Prayer』 角松敏生

Prayer(初回生産限定盤)
Prayer(初回生産限定盤)

デビュー25周年記念オリジナルアルバム
1 UGAM
2 Movin’
3 You made it
4 恋の落とし穴
5 Still know nothing at all
6 かなし花
7 日照雨
8 アイシテル
9 Mannequin
10 黙想
11 Prayer
12 Smile(album version)

special track of remembrance
13 初恋 (2003.11.15 YOKOHAMA ARENA)
 (2006/07/26)
参加ミュージシャン
スティーヴ・ガッド(Ds)/江口信夫(Ds)/アンソニー・ジャクソン(B)/松原秀樹 (B)/山内 薫(B)/今 剛(G)/浅野祥之(G)/梶原 順(G)/小林信吾(Key)/友成好宏(Key)/森 俊之(Key)/田中倫明(Perc)/大儀見 元(Perc)/数原 晋(Tp)/鈴木正則(Tp)/中川英二郎(Tb)/本田雅人(Sax)/山本一(Sax)/小池修(Sax)/ 堀沢真己(Cello)/新良幸人(Vo&三線)/千秋(Vo&Cho)/下地 勇(Cho&Rap)/凡子(Cho)/ 山田洋(Mani)


すでに発売されてから一ヶ月も経つので…

相当聴いてます。。(笑)
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2006.08.25 Friday 00:02 | comments(6) | trackbacks(0) | 

『宇宙でいちばんあかるい屋根』 野中ともそ 角川文庫

宇宙でいちばんあかるい屋根
宇宙でいちばんあかるい屋根

勢いで近所の大学生・亨くんへラブレター(?)を出してしまったのを激しく後悔するつばめ。書道教室の帰りにそのビルの屋上に上ってみると、そこにへんなおばあさん(星ばあと名づける)が。
家族のことから恋愛のことまで何でも聞いてくれるけど、なんでも返ってくる言葉は毒舌…それに空を飛べる〜なんて言い出す星ばあは魔女のよう?

いつの間にか仲良く話せなくなった亨くん、生みの母と再婚した父と新しい母との距離など、それぞれの事情がキッチリ書かれていて、大人の現実も見えつつ、また星ばあとの会話は夢のような話でも何となくそんなこともアリかも、なんて思わせる星ばあの謎など、つばめがこの数ヶ月体験した日々が描かれている。

星ばあは時に乱暴だったりキツイ言葉も言ったりする。でもぜんぜん憎めない。それは、もやもやと消化できないつばめの気持ちを上手く星ばあが言い当ててるからなのかもしれない。星ばあの言葉は重みがあり、読み手の心にもズシンと突いてくる。
星ばあと出会ったつばめは少しづつ大人への階段をのぼっているし、心も成長している。

誰と出会うかで人生が変わる…なんていうけど、つばめはいい出会いをしたんだなぁ…うらやましい…。

9点
2006.08.24 Thursday 18:12 | comments(0) | trackbacks(1) | 

『夢はトリノをかけめぐる』 東野圭吾 光文社

夢はトリノをかけめぐる
夢はトリノをかけめぐる

2006年2月18日。直木賞受賞パーティで朝まで騒いだ受賞作家は、一睡もできずに車に乗せられ、成田空港へ。横には、なぜか人間に化けた愛猫が。驚きと感動と疲労(?)にみちた、トリノ・オリンピック観戦旅行が始まる!

前々から冬季スポーツに興味があり『鳥人計画』ではスキージャンプのオリンピック選手をモデルにした作品もあるぐらい好きだという東野さん。また自身もスノボにハマっているそうで『ちゃれんじ?』では、冬場はスノボ三昧そのハマりようも公開しているほど。
長年取材してきた、ウインタースポーツの選手達への取材や過去のデータ、そして最近のオリンピック事情など、今まであまりスポットライトを浴びることがなかった選手や競技そのものを熱く語っている。

この本の中では自身を「おっさん」と称し、愛猫を夢吉という青年に変身させ、二人でウインタースポーツを取材したり、トリノへ行ったりと、あまりスポーツに詳しくない人でも楽しく読めるエッセイとなっていた。

唐突に夢吉クンにオリンピック選手になれ!だの、今回もN木賞はダメだろうとトリノ行きをN木賞発表の次の日にしていたなんて、東野さんダメだった時の事も考えてたのね…と嬉しい誤算に酔いしれながらもトリノに向かってたなんて…面白すぎる(笑)

観戦記部分は、入賞出来なかった競技が多かったこともあり、盛り上がる部分は少ないが、それでもTVで取材されている選手達とは別の顔が見える。今までの競技に対する想いや、なぜウインタースポーツが注目されないのか、また競技人口の少なさへの提言などが書かれている。

奥田英朗『延長戦に入りました』や『泳いで帰れ』に似たエッセイなので、この本がOKだった人にはオススメしたい。

・・・・・・この夢吉クンは公式HPによく出てきたゆめぶんなのかしら??
2006.08.16 Wednesday 22:06 | comments(0) | trackbacks(2) | 

『三谷幸喜のありふれた生活 4 冷や汗の向こう側』 三谷幸喜  朝日新聞社

三谷幸喜のありふれた生活 4 冷や汗の向こう側
三谷幸喜のありふれた生活 4 冷や汗の向こう側 

朝日新聞に連載中の『ありふれた生活』の第4弾。2004年3月から2005年3月までが納められています。

大河の脱稿、そしてTVOAのラストへとの裏話、キャストたちへの想いなどが綴られてます。
史実に基づく物語の難しさ、そして子どもにも分かる新撰組を描く為に苦労など、面白くそして泣いて見ていたドラマも渾身の力を注いで作られていたんだと改めて思いました。
また、愛犬とびとの様子や奥様との話など実に真面目に面白く書かれていて、微笑ましいプライベートな部分もありました。
また今回は珍しくミステリー作家の法月倫太郎さんの『生首に聞いてみろ』についても触れていました。
あと野沢尚さんについても。脚本家としてまた作家〜そして同じ大学出身の同世代作家で親近感を持っていたよう。そして野沢さんを認めていたというか改めて凄い脚本家であったと書かれてましたよ。

ラストに和田誠×清水ミチコの対談。
和田さんは三谷さんが師と仰ぐほど好きで自分で書くイラストも和田さんの絵ソックリなほど。このシリーズの挿絵も書いているのですが、このイラストを書くことのエピソードなどを語られてました。あと清水さんはいつもラジオ番組で一緒だとか。。
だんだん三谷さんの話から逸れてましたが、三谷さんの人柄が(少し?)分かる対談でした(爆)
2006.08.10 Thursday 00:11 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『聞き屋与平―江戸夜咄草』 宇江佐 真理 集英社

聞き屋与平―江戸夜咄草
聞き屋与平―江戸夜咄草

両国で薬種屋の十代目の主だった与平は三年前に息子に家督を譲り隠居の身となったが、今は店の裏口で「聞き屋」なるものを開いている。意見をするわけでもなく、ただお客の話を聞くのみでお金もお客の気持ち次第なのである。。。

「聞き屋」…もちろん聞き手となる与平は自身の素性も明かさず聞いているのだが、この時代の道理に無いことや理不尽な事も文句も言わず耐えなければならない時代のなか、心に溜まったものを吐き出すいい場所となっている。

人は誰にでも秘密を持っている。、それはお客もそして与平にもである。岡っ引き長兵衛との話や娘や息子の話にも繋がっていて、なかなか面白い。

今回も人情に厚い物語となっていたが、少しミステリアスな部分もあるし、人とのやりとりの中に優しさも淋しさも怖さも映し出されていて良かった。

8点
2006.08.04 Friday 10:14 | comments(2) | trackbacks(1) | 
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