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■未完成日記2004■11月分まとめ。

[ その他 ]
<<本>>8
『サウダージ』 盛田隆二
『溺レる』 川上弘美
『ハリガネムシ』 吉村萬壱
『斜め屋敷の犯罪』 島田荘司
『出口のない海』 横山秀夫
『ランドマーク』 吉田修一
『なぎさの媚薬―敦夫の青春 研介の青春』 重松清
『憂き世店 松前藩士物語』 宇江佐真理

<<エッセイ・ノンフィクション・他>>2
『妄想炸裂』 三浦しをん 
『人生激場』 三浦しをん 

<<ビデオ・DVD>>9
『レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード』
『シービスケット』
『リクルート』
『MUSA -武士-』
『恋人はスナイパー EPISODE2』
『恋人はスナイパー』
『恋する日曜日』
『ガン&トークス』
『タイムライン』

<<音楽>>3
『Cross Hearts』 本田雅人
『kiss~weekend love story~』オムニパス
『FOUR of a KIND II』 FOUR of a KIND
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2004.11.30 Tuesday 16:48 | comments(0) | trackbacks(0) | 

DVD『レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード』

レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード
レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード(2003/メキシコ・アメリカ)

過去を背負い、世間と現実から身を潜めて生活していたエル・マリアッチは、過去に“伝説のガンマン”とも呼ばれた男だった。そんなエル・マリアッチに、一人の男が近づく。CIAの悪徳捜査官・サンズだ。彼は、麻薬カルテルのボスが計画しているメキシコ大統領の暗殺を阻止して欲しいとエル・マリアッチに依頼する。流血の復讐という動機に駆り立てられ、ガンマンとしての息吹を吹きかえしたエル・マリアッチ。彼のもとに、二人の仲間・ロレンゾとフィデオは向かう。クーデター計画の裏でそれぞれの思惑が交錯する中、メキシコは11月2日“死者の日”を迎える―!
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2004.11.29 Monday 16:53 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『サウダージ』 盛田隆二 角川文庫

サウダージ
サウダージ

「サウダージ」とは、
ポルトガル語で失われたものを懐かしむ、さみしい、やるせない想い。

1990年の夏の終わりの8日間を描いた物語。
生まれたときからインド人の母に育てられたが、途中から日本人の父と日本で暮らすことになった。その後、後妻となった日本人の母とも距離を置く関係のまま大人になった裕一。幼い頃、母と暮らしていた日々を思い出しながら、また幼い時のトラウマからか、女性を信頼する事が出来なくなった。
バブルも終わるという時代背景。いろんな国の外国人、人材派遣会社に働く主人公、インドに残る母を思う気持ちとが上手く合わさって、この話サウタージそのものを描いている。

裕一の優しすぎる部分や不器用なところが、日系2世の価値観の違いなり、母への想い・過去のトラウマだったりするのだが、何故かその部分がとても謎めいていて、回りには魅力的にうつる。
女性に対しての接し方が判らない裕一の周りには、それぞれ国も年齢も違う女性達も居る。
主人公がこの8日間で気づいた事は何か、ハッキリとした答えは出ていないが、最後に行動しようとする事が、解決への一歩になる。

…読了後、ジワジワくる作品。

8点
2004.11.28 Sunday 16:54 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『溺レる』 川上弘美 文藝春秋

溺レる
溺レる

8編の短編集。
男女2人の会話が中心。
どの作品も大体40代ぐらいから上の男女で、名前をカタカナで呼んでいる。タナカさんは田中サンかも知れないし田仲サンかも知れない、目の前に居る相手は知っていても、それ以外の事は判らないし判ろうとしない関係?
一緒に居るの時の相手だけがすべてのような。。。

言葉に表現しにくくて、不安定な感情の動き。どう考えていいか判らないのに、相手の事ばかり考える。この関係が良くなって幸せになりたいとか、結果とかを求めない・・・・というような恋愛物語。
…なのに、どの話も緊張感が漂っている。

好きだとかトキメク…ではない、形や枠にはまらない大人の恋愛表現の一つ。。なのかな。

7点
2004.11.27 Saturday 16:58 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『ハリガネムシ』 吉村萬壱 文藝春秋

ハリガネムシ
ハリガネムシ

芥川賞受賞作。
高校教諭で倫理を教える25歳の真一は半年前に一度あったことのあるソープ嬢サチコに再会する。サチコの壊れた様子を見るうちに、自分の奥底にあった凶暴でサディスティックな部分が表れ始めるが、この事も冷静に見つめる自分も居る。
人を痛めつけるのが快感に変わり、そのまま堕落していく…。


読んでいて気分が悪くなるのは正直な所。主人公の暴力的で相手の痛みに疎い人。そこで何か得るものがあるかというと…ない。痛めつけ、反対にやられて、それだけ。
確かにこんな狂気な人も現実にいるかもしれないが。。それなら、このまま終わって欲しくない。
何処に文学があるのか判らない。救いもないし良さも見つけられなかった。
痛い作品。

3点
2004.11.26 Friday 16:59 | comments(0) | trackbacks(0) | 

DVD『シービスケット』

シービスケット
シービスケット(2003/アメリカ)

 1929年10月、アメリカは株の大暴落で大恐慌時代に陥った。それまで自動車ディーラーとして成功を収めていたハワードは、最愛の息子を交通事故で亡くし、妻にも去られてしまった。そんな彼は1933年、運命的に出会った女性マーセラと結婚。そして、乗馬の愛好家である彼女に影響を受け、競馬の世界に傾倒していく。やがて、彼はカウボーイのスミスを調教師として雇う。スミスは“シービスケット”と呼ばれる小柄で気性の荒いサラブレッドの潜在能力に目を付け、その騎手として気の強い男ジョニー・ポラードを起用するのだった。
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2004.11.25 Thursday 17:01 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『妄想炸裂』 三浦しをん 新書館


妄想炸裂
妄想炸裂

表紙が『ハチミツとクローバー』の羽海野チカさんにピンクの表題。。。
2000年から2001年頃、各雑誌やWebに書かれたエッセイ。
この頃はまだ古本屋さんでバイトしながら作家さんもしてたんでしょうか。毎回変化の無い日々を送ってる…と書かれてるけど十分面白い日々を送っていたようです。

読みなれてきたせいか(苦笑)付箋を持って読むようになったしをんさんのエッセイ。

*あいつらを撃て
*肉襦袢
*青森寝豚旅行
*豆腐のかど
*紛争地帯からの重大発表
*悪い男
*転向
*こんなことをつらつら考えているうちに・・・・
*接待業の鏡

などなど。

大爆笑こそ無かったけど、私のツボを刺激してくれました。
2004.11.24 Wednesday 17:02 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『斜め屋敷の犯罪』 島田荘司 講談社文庫

斜め屋敷の犯罪
斜め屋敷の犯罪

北海道の最北端、宗谷岬の高台に斜めに傾いて建つ西洋館。「流氷館」と名づけられたこの奇妙な館で、主人の浜本幸三郎がクリスマス・パーティを開いた夜、奇怪な密室殺人が起きる。招かれた人々の狂乱する中で、またもや次の惨劇が…。

御手洗シリーズ『占星術殺人事件』に続く第二弾。
『占星術〜』は随分前に読んだけど、とにかくトリックの大胆さにビックリさせられた。が、今回も驚かされる。大胆だが気付かないもんですね…〈苦笑〉
館・密室・そして探偵モノ。すべての条件が出てもサッパリ分からない完璧な(に見える)現状〜〜を奇人?御手洗氏がサクサクと解き明かしていく。御手洗氏と石岡氏のコンビは本当に面白い…が、登場が遅すぎる…そういう面では楽しめるシーンは少なかったかも。
館…ということで、見取り図が示されていたが、間取りや部屋の位置関係を覚えるのが大変なのと、登場人物も多めで、頭はフル回転使わせてもらった。が。やはり、動機が弱いのとトリックを行うにあたっての無理が結構あるんじゃないかな?と思うところはあった。ただ、この部分はラストになって思うことであり、それまでの部分は十分読み応えもありで楽しめました。

8点
2004.11.23 Tuesday 17:05 | comments(0) | trackbacks(2) | 

DVD『リクルート』

リクルート
リクルート(2003/アメリカ)

マサチューセッツ工科大学の学生ジェイムズ・クレイトン。彼はその優秀な成績から、卒業後の進路もPCメーカーから特別に誘いを受けるなどエリート街道を約束されていた。そんなジェイムズはある日、アルバイト先のバーでウォルター・バークという男に出会う。彼はCIAのベテラン教官でリクルート担当者。バークはジェイムズに関する情報を全て調べ上げたうえ、その能力を見込んで採用するために訪れてきたのだった。ジェイムズは悩んだ挙げ句、就職先をCIAに絞り、採用試験をクリア、晴れて訓練生となるのだが…。
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2004.11.19 Friday 17:07 | comments(0) | trackbacks(0) | 

DVD『MUSA -武士-』

MUSA -武士-
MUSA -武士-(2001/韓国・中国)

1375年、朝鮮の高麗は明朝と友好関係を築くため、南京城へ使節団を遣わした。しかし、城に辿り着いた使節団はスパイ容疑をかけられ、広大な砂漠地帯へ流刑される羽目に。ところが一行は、砂漠へ向かう途中、明を目の敵にする元軍の襲撃に遭い、使節団を連行していた明の兵士が全滅してしまう。図らずも解放された形となった使節団のチェ・ジョン将軍は高麗への帰国を決断する。その帰途、一行はランブルファ将軍率いる元軍と遭遇、彼らに捕らわれていた明のブヨン姫に助けを求められる。チェ将軍は帰国を中断、圧倒的不利を覚悟で姫の救出へ乗り出すが…。(allcinema ONLINEより)
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2004.11.18 Thursday 17:10 | comments(0) | trackbacks(8) | 
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