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■未完成日記■9月分まとめ。

[ その他 ]
<<本>>6
『約束』 石田衣良
『ため息の時間』 唯川恵
『僕たちの戦争』 荻原浩
『水雷屯 信太郎人情始末帖 』 杉本章子
『ぶたぶた日記』 矢崎存美
『グラスホッパー』 伊坂幸太郎

<<エッセイ・ノンフィクション・他>>1
『乙女なげやり』 三浦しをん 

<<ビデオ・DVD>>7
『半落ち』
『ホテル ビーナス』
『死ぬまでにしたい10のこと』
『夏休みのレモネード』
『座頭市』
『シュリ』
『ジョゼと虎と魚たち』

<<音楽>>4
『ILE AIYE〜WAになっておどろう』 AGHARTA
『DISCO FINE -PWL HITS and Super Euro Trax-』   オムニパス
『NHKスポーツ・テーマ・ベスト・コレクション』 テレビ主題歌
『TOK10』TOKIO

*東海プチオフに参加(9/19)
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2004.09.30 Thursday 19:53 | comments(0) | trackbacks(0) | 

DVD『半落ち』

半落ち
半落ち(2003/日本)

元刑事で警察学校教官の梶(寺尾聰)が警察に、「私は妻(原田美枝子)を殺しました」と自首してきた。県警刑事部の志木(柴田恭兵)が取り調べにあたるが、梶は妻殺害後2日間の行動については固く口を閉ざしていた。
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2004.09.29 Wednesday 19:55 | comments(0) | trackbacks(1) | 

『約束』 石田衣良 角川書店

約束
約束

【大切なものを失ったことのあるすべての人に捧げる、七つの再生の物語。】

死と直面した主人公達が立ち直っていく姿を描いた作品など、7編の短編集。

「約束」
表題にもなったこの作品は池田小学校の事件をモチーフとしたもの。
小学四年生のカンタは親友のヨウジを英雄だと思っていた、だけど僕のせいでヨウジは殺されてしまった…。
>自分を責めるカンタは声が出なくなりそのうち重度のPTSDとなってしまう。自分を追い込んでいってしまう少年が痛々しい。落ちていく

「天国のベル」
母子家庭の雄太はある日突然耳がおかしくなったといいだした。どうも高い音以外は聞こえないようだ…。
>これも、ゴーストっぽい感じです。ちょっとファンタジー系みたいかな。

子どもが発するサインに大人がどれだけ気付いてあげれるか…。

話はどれもちょっと甘いというか実際、リアリティには欠ける話である。
でも、叱咤激励が逆効果になる場合だってある。此処に登場する人たちは自分を責めている人ばかり、そんな人には優しい言葉掛けもいいのでは…と思う。
私はこの手の話には弱いだけかもしれないけど。。。

8点
2004.09.28 Tuesday 19:57 | comments(0) | trackbacks(0) | 

CD『ILE AIYE〜WAになっておどろう』 AGHARTA

ILE AIYE〜WAになっておどろう
ILE AIYE〜WAになっておどろう

1.WAになっておどろう~イレ・アイエ(NHK みんなのうたヴァージョン)
2.イレ・アイエ~WAになっておどろう
3.インストゥルメンタル※〈CDエクストラ〉

みんなのうたで人気となったこの曲は、みんなのうたでは初めて5分というロングバージョンで流された曲。映像もなかなか良かったですよ。

怪しい覆面集団AGHARTA
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2004.09.27 Monday 19:58 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『乙女なげやり』 三浦しをん 太田出版

乙女なげやり
乙女なげやり

エッセイ。初読みの作家さんなのだが、笑い声が出そうなぐらい面白かった。
作家さんだから、話を膨らませていくのは上手だと思うが、その発展していく方向が面白い。
一つの事(テーマ?)をトコトン追求したり、妄想癖も素晴らしいぐらい展開していってくれる。
とくに少女漫画について語り始めると更に凄い(笑)
TVの話では旅番組に出る芸能人達に提案、是非こう在るべきと語る。また『白い巨塔』も…と、妄想爆走。少女漫画好きの方にはオススメ。
その他しをんさんの家族ネタやら、とにかく面白かった(*^^*)

この作家さんの他のエッセイ(作品)も気になる…。

*このエッセイはWEB上で公開されているエッセイをまとめたものだったらしい。
こちらから「しをんのしおり」へ
2004.09.26 Sunday 20:03 | comments(0) | trackbacks(1) | 

『ため息の時間』 唯川恵 新潮文庫

ため息の時間
ため息の時間

全部男の視線から書かれた9篇の短編集。
女性が書いた男性って少し美化されていて変な感じだ。ちょっとバブルの頃の話だな〜と思いつつ、女性も勝手だが男性も勝手(笑)みたいな。…リアルとまでは思わないが、こんな感じの人が居るかもって思わせる。
男性はこんな風に女性を見てるの?・・・笑

男性が読んだらどういう風な感想になるのかな…。

「口紅」
>病に伏した妻が始めて口紅を買ってきて欲しいと頼む。…やっぱり女性は凄い。

「言い分」
>コッチで聞けばなるほど、アチラで話を聞けば納得。優柔不断な人も、ここまでだったら凄いな。。。

「僕の愛しい人」
>何故僕はこんなに思っているのに分かってくれないんだ…。一途…というか勘違いというか。ホラー系・かな。

「分身」
>一回り以上若い妻が信用出来ない夫は、会社から自分の妻へ他人を名乗りメールを送り始める。
妻が思うほど夫はモテナイ(笑)と逆で考えることはありうるけど、この場合は反対。それだけ好きなんでしょうけど…。

家庭や職場での男女の話ばかりだが、サクサク読める作品集。

9点
2004.09.25 Saturday 20:04 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『僕たちの戦争』 荻原浩  双葉社

僕たちの戦争
僕たちの戦争

現代の根拠ナシポジティブのフリーター尾島健太と1944年(昭和19年)バリバリの特攻隊員の石庭吾一は共に19歳。2人はそれぞれ違う時代の9月12日にお互いが入れ替わるというタイムトリップにあう。
現代から過去へ、しかも終戦前に行ってしまった健太の過酷な状況ながらも持ち前のポジティブさで、何とか元の時代に戻ろうとする。
また過去から現代へ来てしまった吾一はカルチャーショックを受けるのと、自分がいた時代の未来に来ていることを知ることになる。また今まで真面目に過ごしてきた彼の前にミナミという健太の彼女が現れる。。。

戦中の特攻隊の話も入っているわりには笑いも含まれていて楽しく、そして切ない話だった。お互いが元の世界に戻りたいと思い機会を伺うのだが、その時代にも馴染もうとするところが面白い、というか見どころとなる。
ミナミという女の子がキーになってるのだが…なるほど(何?)最初面白かっただけにラストはジーンとくる。。

事の始めが2001年9月12日、アメリカ同時多発テロが起こった日。
この作品で一番述べたかった台詞は健太が語ってくれている。

8点
2004.09.24 Friday 20:06 | comments(2) | trackbacks(1) | 

DVD『ホテル ビーナス』

ホテル ビーナス
ホテル ビーナス(2004/日本)

ある最果ての街。片足が不自由な謎の老オカマ「ビーナス」がオーナーを務める「ホテルビーナス」には、ワケありな人々が住んでいた。
 0号室の屋根裏部屋に住むカフェのウェイター兼ホテルの世話係「チョナン」は、ある過去のために生きる希望を持てずにいた。
 1号室には、酒に溺れる元腕利きの医者「ドクター」とホステスで元ヤミの名看護長「ワイフ」。
 3号室は花屋開業を夢見る娘「ソーダ」、4号室は幼い頃このカフェに置き去りにされ、いつもピストルを携える少年「ボウイ」が住んでいる。
 そこへある日、流れ者の男と幼い少女がやって来るが・・・。
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2004.09.23 Thursday 20:07 | comments(0) | trackbacks(0) | 

CD『DISCO FINE -PWL HITS and Super Euro Trax-』   オムニパス

[ >>>洋楽 ]
DISCO FINE-PWL HITS and Super Euro Trax-
DISCO FINE-PWL HITS and Super Euro Trax-

1.トゥゲザー・フォーエヴァー/リック・アストリー 
2.TOY BOY/シニータ 
3.ラッキー・ラヴ/カイリー・ミノーグ 
4.アイ・ハード・ア・ルーマー(噂)/バナナラマ
5.ギヴ・ユー・アップ/リック・アストリー
6.第一級恋愛罪/バナナラマ 
7.イッツ・フォー・リアル/ドナ・サマー 
8.二人だけのデート/サマンサ・フォックス 
9.ブロークン・ハーツ/ジェイソン・ドノヴァン 
10.G.T.O./シニータ 
11.ストップ・ミー・ナウ/サマンサ・フォックス 
12.気分はハイエナジー/ヘイゼル・ディーン
13.スカイ・ハイ(ピート・ハモンド・ミックス)/ジグソー 
14.エスペッシャリー・フォー・ユー/カイリー・ミノーグ&ジェイソン・ドノヴァン
15.ヘルプ・ミー/メラ
16.ギヴ・ミー・アップ/マイケル・フォーチュナティ
17.ガット・トゥ・ビー・ユア・ラヴァー/タコ
18.イントウ・ザ・ナイト/マイケル・フォーチュナティ
19.アップサイド・ダウン/クー・クー
20.ジャイヴ・イントゥ・ザ・ナイト/グリーン・オリーヴス
21.恋のブン・ブン・ダラー/キング・コング&ジャングル・ガールズ
22.バッド・デザイアー/F.C.F

…カタカナばかりだと分かりにくいなぁ…笑
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2004.09.22 Wednesday 20:09 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『水雷屯 信太郎人情始末帖 』 杉本章子 文春文庫

水雷屯 信太郎人情始末帖
水雷屯 信太郎人情始末帖

5編からなる短編連作集。信太郎人情始末帖シリーズ2巻目となる。

表題「水雷屯(すいらいちゅん)」から
 信太郎の義兄・庄二郎はこのところ良くないことが続いた。占い師には「水雷屯」(何もかも多事多難)と出たと言われたが、本当に庄二郎の妾の家で手形を奪われ、妾にも逃げられた。困り果てた庄二郎は内緒勘当となっている信太郎に相談を持ちかけるが…。

信太郎が内緒勘当となる経緯は 『おすず』 で出ているが、今回は信太郎を取り巻く人物のの繋がりがよく分かる話となっている。姉夫婦の事や、信太郎の実家・呉服太物店美濃屋の様子や事情も出てきている。また信太郎の妹ゆみと植木職人の巴之介との仲。なにより信太郎とおぬいの間にも進展があった。
常に抱える悩み…を押さえつつ、義兄や幼友達の元吉の為に奔走する信太郎。時代の流れに徐々に巻き込まれながらも、その中で生きている登場人物達はとても生き生きしている。

次作『狐釣り』が楽しみだ。

7点
2004.09.21 Tuesday 20:12 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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