『ビタミンF』 重松清
『走るジイサン』 池永陽
『卵の緒』 瀬尾まいこ
みかんのReading Diary♪…本など諸々の感想、あと気になるものをUP。。
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『ビタミンF』 重松清 新潮社
[ >>>重松清 ]
ビタミンF 家族小説7編をあつめた『ビタミンF』。色んな家族がこの本に納められている。 なかでも「セッちゃん」は、切なく考えさせる話…。でも、皆さん絶賛されてる話なので、ここでは割愛(*^^*) 『なぎさホテルにて』 明日37才になる達也は、家族をつれて「なぎさホテル」に泊まりにきた。それは17年前、二十歳のとき恋人と旅行にきた時に泊まったホテル。 このホテルは誕生日に泊まると「未来ポスト」に何年先でも日付を指定した手紙をホテルに預けておけば、その日に届くように郵便局に出してくれる… 自分の将来が見えたとたん醒めてしまう主人公。身勝手な主人公だけど、ちゃんとラストには気付かせてくれる…重松本は、やっぱり良いなぁ。 色んな家族の一面を切り取って見せてくれる、特別じゃない話がかえって心に打つ。 「ビタミン」・・・特別必要じゃないが、いつも要るもの、なのかな? >8点
『走るジイサン』 池永陽 集英社
[ >>>池永陽 ]
走るジイサン 「頭の上に猿がいる」の書き出しにビックリするが、猿には全然拘ってない。 主人公作次と息子夫婦の同居生活を、自分が子供のころの祖父と母親の介護にダブらせてたり、茶のみ友達を見ながら自分を見つめたり…作次が、今感じている心の内を、そのまま書いてある。 話に盛り上がりがある訳でもなく、過ぎていく日々を追っているだけなんだけど… 年老いた人も悩み考え生きている、読了後も心に残る話だった。 >8点
『卵の緒』 瀬尾まいこ マガジンハウス
[ >>>瀬尾まいこ ]
卵の緒 「卵の緒」 小学5年生の育生が、元気なお母さんや友達との日常の生活の中 から、色んな事を感じ、受け止めていく。 主人公が等身大に書かれていて素直にサクサク読める。 何気ない会話が子供達にとってはとても大事な事なんだなぁと感じた。 「7's blood」 高校生七子と、父の愛人の子、小学生の七生が突然二人で同居し始める… これも子供が主人公の話。。 両方とも、子が母を想い、母が子を想う。。。 当たり前のことなんだけど、改めてとても大切な事なんだと 気付かせてくれる本だった。 >9点
こんな本読んでました。
[ その他 ]
控えているノートからの転記。
2003年 1月〜3月中旬まで。 特に気に入ったのは☆ 3月26日 『永遠の咎』 永瀬俊介 3月20日 『手紙』 東野圭吾☆ 3月17日 『観覧車』 柴田よしき 3月13日 『神様から一言』 荻原 浩 3月8日 『翼はいつまでも』 川上健一☆ 2月28日 『神田掘り八つ下がり』 宇江佐真理 2月19日 『忘れ雪』 新堂冬樹☆ 2月11日 『さみしさの周波数』 乙一 2月10日 『冬の標』 乙川優三郎 2月 日 『フォー・ユア・プレジャー』 柴田よしき 2月 日 『黄泉がえり』 梶尾真治 1月26日 『月のしずく』 浅田次郎 1月25日 『ぼくは人生についてこんな風に考えている』浅田次郎 1月20日 『トワイライト』 重松 清 1月18日 『天国までの百マイル』 浅田次郎☆ 1月14日 『ひらひら』 池永 陽 1月9日 『きよしこ』 重松 清☆ 1月8日 『研修医純情物語』 川渕圭一 1月7日 『あかんべえ』 宮部みゆき☆ 1月5日 『鉄道員』 浅田次郎
2002年ベスト10
[ その他 ]
コッソリ発表(*^^*)
1位 『斬られ権佐』 宇江佐真理 2位 『カラフル』 森絵都 3位 『流星ワゴン』 重松 清 4位 『うつくしい子ども』 石田衣良 5位 『幼な子われらに生まれ』 重松 清 6位 『暗いところで待ち合わせ』 乙一 7位 『コンビニララバイ』 池永陽 8位 『椿山課長の七日間』 浅田次郎 9位 『泣きの銀次』 宇江佐真理 10位 『イン・ザ・プール』 奥田英朗 ・・・・今書き出してみると、偏ってます…。 2001年8月あたりからメモ書き始め。 『リラ荘事件』鮎川哲也氏がお初メモでした。 岡嶋二人さんに嵌ってました。
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