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『お縫い子テルミー』  栗田 有起  集英社文庫

お縫い子テルミー
お縫い子テルミー  

依頼主の家に住み込み、服を仕立てる「流しのお縫い子」として生きる、テルミーこと照美。生まれ育った島をあとにして歌舞伎町を目指したのは十五歳のとき。彼女はそこで、女装の歌手・シナイちゃんに恋をする―。叶わぬ恋とともに生きる、自由な魂を描いた芥川賞候補作の表題作。アルバイトをして「ひと夏の経験」を買う小学五年生、小松君のとぼけた夏休みをつづる『ABARE・DAICO』収録。

「一針入魂 お縫い子テルミー」「流しの仕立て屋」とは興味を引きます。
テルミーはミシンに頼らず手縫い、相手のオーダーに合わせ、また綺麗に見える服を作り上げる…。それは12歳から働くテルミーのプロの目。そんなテルミーの淡く切ない恋愛を描いている。
ちょっと若い女性の成長物語としては〜ウーンと思うところがあるけれど、お客さんの衣装には大胆に、そして自分は少しの切れ端も大事にし、パッチワークのような服を着ている。。また手縫いに拘ってるのがイイ。私も手縫い大好きなのだ(笑)縫い目一つ一つに愛情を感じるので。そんなテルミーがちょっと好きである。

ほか「ABARE・DAICO」は小学5年生の男の子の物語。早く大人になりたい…そのために辞書を全部読み覚えようとしたり、体操服をなくしたためソレを母に内緒で購入するためにバイトを始めようとしたり〜と、大人びているようで子どものチグハグな行動が面白い。精一杯大人びて母に迷惑をかけないようにしたりと、なかなかかわいらしい男の子の物語だった。

前々から読みたいと思っていた本だったけれど、読んでみると予想していた内容とはちょっと違っていた。勝手なイメージ先行で読んだのはいけなかったと反省。
読みたいときに読むのが美味しく(楽しく)本を読むコツかも。

本やタウン
7点
2007.01.22 Monday 00:04 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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2020.07.07 Tuesday 00:04 | - | - |