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『くうねるところすむところ』 平安寿子  文芸春秋

くうねるところすむところ
くうねるところすむところ

上司との不倫も段々上手くいかず、ひっそりと30歳になってしまった梨央。酔ってフラリと入った工事現場で鳶の徹男と出会い一目惚れ。行き詰まっていた仕事をやめ工務店へ就職したが…。

面白かった!
主人公の梨央の最初のヨレヨレっぷりから、惚れた勢いからドンドン積極的に新しい仕事を切りひらいていこうと頑張る。本当に仕事が好きなのか、ただ徹夫に惚れたから頑張れるのか。。それでも、自分の持っている出来ることすべてを出していくポジティブ思考。彼女のテンションの高さに読んでいる方まで元気をくれるような内容だ。
あと建設業の中の女性として、入り婿だった旦那と離婚、急に自分の父が大きくした会社の社長となってしまった工務店の女社長の郷子。。この人の会社きりもりの仕方とかも女性から見ると、とても大胆で見境なく決定していく割にはすぐ後悔したりと、これまた単純だが、さばけていていつまでも主婦感覚が残るところが、とても素人っぽくて共感しつつ読めた。

この二人が中心となった物語だが、まわりにいる時江や棚尾もいい味出している。家を建てるという大きな夢と工務店のチームワークなども、とても面白く描かれていて楽しめた。

9点

Web本の雑誌より
2005.07.23 Saturday 17:20 | comments(0) | trackbacks(4) | 
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2020.07.07 Tuesday 17:20 | - | - | 









くうねるところすむところ / 平安寿子
?30歳を迎え、不倫の恋に終止符を打ち新しい土建屋の仕事に燃える女。 45歳で離婚・突然の社長就任・一人娘の大学卒業とてんてこまいの毎日をやり過ごす女。 この二人が見つける未来を描く連作のような長編作品。 主人公は2名。 小さな出版社で編集者として勤
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