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『いつかパラソルの下で』 森絵都 角川書店

いつかパラソルの下で
いつかパラソルの下で

潔癖で厳格な父が事故で亡くなった。
既に二十歳で家から出ていた野々だが、父と同じ会社に勤めていた女性と会ってから生前の父の姿を知る。
今まで故郷のことを語らなかった父、なぜここまで厳しかったのか、また会社ではなぜ別の姿があったのか?一周忌を前に兄と妹と三人で父の過去を探すことになる。。

確かに大人向けの表現やテーマになるのかな?野々自身の悩みは兄妹にも言えないものだし、また父の過去や父のルーツには驚かされる。
しかし、親子の関係や兄妹の関係が上手く描かれていて、森さんらしさは変わらなく出ている物語だと思う。
それに父の死から始まっているが、父の過去を見ることで父の存在がしっかりあるので悲壮感はない。
兄妹の関係はとても絶妙、昔の父や故郷のことを語る人たちも個性的で笑わせる。

父の本当の姿が少しは理解出来たのだろうか?
親といえど知らなくてもいいことだったのかもしれない。
だけど、家や兄妹たちとも疎遠だったのに、また引き合わせてくれたのは父だった。

タイトルは疎遠だった父に歩み寄る言葉だと思う…。
……素敵だ。

9点

著者インタビュー
2005.07.24 Sunday 17:19 | comments(2) | trackbacks(6) | 
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2019.11.01 Friday 17:19 | - | - | 
よし (2005/12/19 6:17 PM)
こんばんは。
TBありがとうございました。
このタイトル本当にいいですよね。
わたしの評価で「いつかパラソルの下で‥」ネタばらし、してしまいました。
父にささげる小説ですよね。
それもあって、わたしは高評価。
みかん (2005/12/21 10:56 AM)
よしさん、こんにちは♪
TB&コメントありがとうございました。

>父にささげる小説ですよね。
そうですね〜。
これだけ父親を理解しようとした子ども達
父も幸せですよね。









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