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『夜の公園』 川上弘美  中央公論新社

夜の公園
夜の公園

いわゆるW不倫をしている夫婦とその相手の目線から描かれた、独特の距離感と愛し方が章に分かれて書かれています。

夫婦生活も幸夫のそっけない態度に段々冷め、そのうちに自分は夫を愛していないと気づくリリ。リリのことは妻として好きだが、リリとは別に春名のことは女性として好きである幸夫。当然気持ちはすれ違うわけです。
これによってドライな関係となる二人にその周りに居る人達。スレスレのところで距離感を保ち、それでも割り切っていた夫婦と不倫の関係。その保たれた関係が崩れた時の気持ちの揺れが、自分が誰を愛していたのか…を気づかせます。

人への愛情の表し方はそれぞれあると思うのですが、この物語に出てくる人達はみな内に秘めてしまっていて、相手には伝わりにくい!…そこがすれ違っていく原因のひとつだと思いますが、またこの人間関係が実に狭く輪になっているという…とてもいびつな関係となっています。

どの登場人物にも共感しにくく、大人の恋愛にはこんなこともあるかもしれない…とは思いますが、恋愛にも疲れていくリリと幸夫と春名たち、この人達にかかわってしまった暁と悟の兄弟…。
どう繋がれば正解…なんていうのがない。
実に難しい…。
7点
2006.09.07 Thursday 10:25 | comments(7) | trackbacks(11) | 
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2018.10.13 Saturday 10:25 | - | - | 
トラキチ (2006/09/09 1:27 AM)
みかんさん、こんばんは♪
ごぶさたしております。
TBさせていただきました。
私もこの作品しっくり来なかったです。

男と女ってむづかしいですね(笑)
男性にはわかりづらい作品でした。

あと、ご投票いただいております第5回新刊グランプリなんですがご投票の締切が近づいてきました。
またお時間ある時に一票でも多く投じてやっていただけたら嬉しく思います。
藍色 (2006/09/09 6:41 PM)
みかんさん、こんばんは。
それぞれの登場人物の気持ちは丁寧に描かれるのに、
自己完結してしまい、相手にわかるように伝えようとしないこと。
私がとらえどころがない印象と感じたのは、そのせいだったのかもしれません。

みかん (2006/09/11 11:51 AM)
>トラキチさん、こんにちは♪
お互いのバランスとか距離感というのが
それぞれにあって…難しいですね。
この難解さが川上さんらしさなのかもしれませんね…。
第5回新刊グランプリ、後ほど覗きに行きますね。


>藍色さん、こんにちは♪
…自己完結してしまう。
そうですね〜恋愛としてはアリガチなのかも知れません。
それを活字で見ると、見てる方(読んでる方)は
やはり分かりにくいですね。
……リアルすぎる?のかもしれません(^^ゞ
ミチ (2006/10/04 11:26 PM)
こんにちは♪
TBさせていただきました。
この本を読んでいて、確かに空気感などは独特でいいなと思うのですが、やっぱり恋愛小説は私に向かないなと思ってしまいました(汗)
Roko (2006/10/06 12:14 AM)
みかんさん☆こんばんは
自分の胸の中では思いが溢れているのに、それを伝える術を知らないって悲しいですね。
みんな孤独なんだなぁって感じました。
みかん (2006/10/06 8:44 AM)
ミチさん、こんにちは♪
TB&コメントありがとうございました。
恋愛小説も色々ありますが、
川上さんの書く小説は、このカップルにしかない
恋愛のカタチで、なかなか主人公達の気持ちに
同化できなかったりします。
…が、そこが魅力なんですよね。
私はベタな恋愛小説が好きですが…
最近読んでません。。
沢山読んだから、もういいかな(^^ゞ
みかん (2006/10/06 9:07 AM)
Rokoさん、こんにちは♪
TB&コメントありがとうございます。

恋愛においては両想いではない限り
孤独なのかもしれませんね。
しかし私はリリには共感出来ませんでした。
これだけ周りに迷惑やら困惑させてますからね…











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