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『不運な女神』 唯川恵 文藝春秋

不運な女神
不運な女神

8篇の短篇集。
決して幸せではない女性。人を羨んだり、恨んだりする毎日。自分を追い込んでしまうけど、ふと立ち止まった時、何かが見える。不幸だと思う日々もそれでも明日は来る、といった「前に進む女性」達を8編の中で描いている。

どの話も良かったが「凪の風景」「枇杷」「帰省」は、ジーンと来るものがある。

各編に登場する人物は、所々にリンクして出てくる。一つの話の中に映る登場人物達の後ろに何気に映ってる人にも、その人を主人公とした話がある。人それぞれの物語がある…というのが、面白く読めた。

特にドラマチックな話ではないけれど、物事を不幸と受け取れば不幸になるように、主人公達のように前を見つめる受け止め方が出来れば、不運なだけで、不幸ではない。
読了後は爽やかだ。

9点
2004.04.18 Sunday 23:12 | comments(2) | trackbacks(0) | 
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2020.07.07 Tuesday 23:12 | - | - | 
ノリ (2007/06/19 2:44 AM)
この本は本当に面白いです??絶賛します?弱冠20才にして彼女らの感情を手に取るようにわかります。それは著作者の書き方が上手いからです。またあたしも浮気してる旦那がいたらあたしも主人公みたいなやり方で旦那を陥れます。また相手の女が幸せなんて思えないぐらいの慰謝料を取ります??こんなに勇気をもらった本は出会った事がありません。ぜひ女性の方必見です???
男性はあまり勧めませんが…
みかん (2007/06/21 12:15 AM)
ノリさん、こんにちは。
熱いコメントありがとうございます。
若いノリさんは、それぐらいでないと(^^ゞ

男性が読むとちょっと女性って怖いな〜
なんて思うかもしれませんが、女性はそれだけ
恋愛に真剣です。
唯川さんも上手ですよね。。