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『猫と妻と暮らす 蘆野原偲郷』  小路 幸也 徳間文庫

ある日、若き研究者・和野和弥が帰宅すると、妻が猫になっていた。じつは和弥は、古き時代から続く蘆野原一族の長筋の生まれで、人に災厄をもたらすモノを、祓うことが出来る力を持つ。しかし妻は、なぜ猫などに?そしてこれは、何かが起きる前触れなのか?同じ里の出で、事の見立てをする幼馴染みの美津濃泉水らとともに、和弥は変わりゆく時代に起きる様々な禍に立ち向かっていく。大人気『東京バンドワゴン』シリーズの著者が贈る穏やかで不思議な世界。懐古的幻想小説。

あくまで淡々と書かれているのだが、本人は陰陽師的な力を持ち妻はある日猫になるという…しかし、実に日常の事のように描かれている。え?猫に?なんて言ってるのが、もうこの世界に入り込んだ瞬間なんですよね。現代に一枚ペールを掛けた世界になってしまう。
唐突に話が進んで行ってしまうので、追っかけているうちに別世界。何が何だかだが面白かった。あれこれ説明が少ないので謎は謎のままなんですが、タイムスリップ感がすごい。しかし家族愛だったり、村を、そして先祖から受け継がれる血筋を大事にしているというのが伝わってくる。

ほのぼのしてますがファンタジー要素もあります。
2・3度読み返すと面白さはあがりますよ。
2014.12.11 Thursday 11:36 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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2017.10.13 Friday 11:36 | - | - |