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『木練柿』  あさの あつこ 光文社時代小説文庫

 胸を匕首で刺された骸が発見された。北定町廻り同心の木暮信次郎が袖から見つけた一枚の紙、そこには小間物問屋遠野屋の女中頭の名が、そして、事件は意外な展開に…(「楓葉の客」)。表題作をはじめ闇を纒う同心・信次郎と刀を捨てた商人・清之介が織りなす魂を揺する物語。時代小説に新しい風を吹きこんだ『弥勒の月』『夜叉桜』に続くシリーズ第三巻、待望の文庫化。
 
三作目は短編と中編が入ってるのですが、短編の方はミステリー色が強く、表題にもなっている「木練柿」は遠野屋のお内儀の目線から書かれていて清之介とおりんの出会い、そして遠野屋の家族繋がり、また清之介と同心の小暮との信頼、絆が描かれてます。
もちろん最初の巻の方に二人の出会いは書かれてるのですが、また違った目線から見るのも面白いですね。物静かな清之介も心の内は揺れ動くものもあり・・・それが人間くさくていいのです。
まだまだシリーズとして続いてます。
次が楽しみです(文庫になってからと思うけど・・・)。

9点


2012.10.11 Thursday 00:32 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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