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『十九歳の葬式』 笹沢佐保 光文社文庫

 「あの人たちさえこの世からいなくなれば…」。ボーイフレンドとともに、裕福な養父母の殺害を企てていた十九歳の女子大生・美和。ところが、養父を殺害するはずだった佐賀県・武雄の地で、その美和自身が死体となって発見された!捜査は難航し、事件は迷宮入り。しかし15年後の時効直前、3人の刑事たちの執念が新たな事実を浮かび上がらせた―。


今回も佐賀県警の定年真近の刑事が、もう一度事件を洗いなおしていると、ある雑誌のコラムに出会い、そこから意外な方向へ。
どうして美和がその場所で殺されていたのか、そもそも美和は何故その人を殺そうとしていたのか…。美和と犯人との動機がわかるにつれて、事件の深さを物語っていくのですが…。
意外な容疑者が浮かびあがってくるのですが、今回は落しの達人と呼ばれる水木警部補が登場し、取調べをしていきます。
容疑者と水木警部補との駆け引きの中で事件の真相が見えてきて読み応えがあります。
事件の背景と、刑事達とのチームワークとの対決と言いますか…面白いです。

取調べ室シリーズの番外編ともいえるこの作品、
最初のこの事件の再捜査へのきっかけの部分、アリバイくずし、物証の部分など面白い仕掛け(といっていいのか分かりませんが)で、飽きさせません。

沢山ある笹沢作品の中で、取調べシリーズや初期の作品が好きな方にはオススメ出来ると思います。(この本を見つけるのは難しいかな…偶然見つけた私のようなビギナーファンの方には是非)

9点
2011.08.17 Wednesday 11:13 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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2020.02.17 Monday 11:13 | - | - |