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『 長い廊下がある家』  有栖川有栖 光文社

 2つの邸を繫ぐはずの、長い、長い廊下。閉ざされた扉の前に、誰にも突き立てることのできないナイフで腹を抉られた死体があった。悪意ある者の奸計に、臨床犯罪学者・火村英生の怜悧な頭脳が挑む。本格ミステリ全4編。

火村シリーズで4編の短編集。
「長い廊下がある家」
珍しく館モノ。山奥で迷子になった学生は廃墟のような別荘を見つけたが、そこにいたのはTV制作のためにいたオカルト取材班。そこで一人の男が殺されるが…。
大胆なトリックにビックリ、犯人には不利な条件ながらも、それを生かしての犯行は偶然生まれたもの。偶然を推理するのは難しいんだけど、大胆不敵とはこのことかな。


「雪と金婚式」
50・・・という数字を折り込んでの作品なんだそうだ。
犯人が分かった…といった男性が記憶喪失となった。何故犯人が分かったのか、そして何故記憶を失ってしまったのか。。
このシリーズにしては珍しい展開だが読了感は良い。

「天空の眼」
ある男が屋上から転落した。事故か自殺か殺人か。
今回は作家アリスが一人で解決したもの。
このタイトル…上手い!

「ロジカル・デスゲーム」
反対にコチラは火村だけが巻き込まれた、犯人と一対一のデスゲーム。
言葉巧みに命がけのゲームに誘う犯人、逃げ出せない状況ながらも冷静に回避しようとする火村。心理戦でハラハラする展開に息を呑む。
クールさの中に必至に頭を回転させてるのが伝わってきます。

インパクトがあるのは最後の「ロジカル〜」だけど、どれも面白かった。
シリーズものとなると、ある程度制限があるはずだけど、どれも違った面白さがあった。
長編も良いけど短編もいいですね。。

8点
2011.03.10 Thursday 10:46 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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2020.02.17 Monday 10:46 | - | - |