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『星へ行く船 』  新井素子 集英社文庫

 あたし森村あゆみ、19歳。現在進行形で家出のまっ最中。家を捨てるついでに、地球まで捨てるでっかい覚悟で乗り込んだ宇宙船で、あたしはさんざんな目に! いったい、家出はどうなるの!?


「星へ行く船」シリーズの第一作目。
 時代設定があるのかな、既に火星に人類が住んでいて、他の星にもいけるようになっていて、スリーナインでもヤマトでもガンダムでもない、女子向けSF、宇宙への旅となってます。
ドキドキでの宇宙船への乗船、しかしその時から既に厄介なことに巻き込まれてしまった主人公。荒っぽい状況になってもそこは若い女子はハラハラしながらも女子目線で謎解きしてしまいます。
何ていうか…感情移入しやすい主人公なんですよね。
今でいえばライトノベルのような読みやすさは当時とても新しくて文章の中に()を使ったりするのも、当時は珍しかったんですよね。そんな新感覚なところとSFモノというのが上手く合っていて衝撃的でした。
また表紙が竹宮恵子さんだったのも注目でした。

改めて読むと…やっぱり若いなぁ、とか突っ込みたくなる部分もありますが、それよりストーリーを追いたくなる気持ちの方が勝ってしまいます。
初読みで大人が読むとまた別の感想になると思いますが、私には充分に楽しめる作品のままでした。(30年ぶりに読んでるので、やっぱり記憶が飛んでて新鮮に読めました。)

10点(←私の中での…です)

図書館に置いてあった(寄贈されてた)のを見つけた時のドキドキは一気に少女時代に若返ったような、そんな気持ちでしたよ。
寄贈された方ありがとう〜。
2010.10.26 Tuesday 09:14 | comments(2) | trackbacks(2) | 
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2020.05.19 Tuesday 09:14 | - | - | 
日月 (2010/10/26 12:46 PM)
私も大人になって久しぶりに読み返した派です。ティーン向けの小説が殆ど無かった時代に、すごく自分たちに近い小説が読めたのがうれしかったのを思い出しながら読んでました。
「んと」「うふ」などの女の子言葉など、ちょっと引く部分もありましたが、SFとしても謎解きとしても面白い小説です。

ちなみに作家・有川浩さんは新井素子を読んで「小説家になる!」と思ったのだそうです。
みかん (2010/10/27 10:29 AM)
日月さん>TB&コメントありがとうございます。
当時小説もですが新井素子女史にも随分注目が集まってました。SF・謎解きそして恋愛?と短い話ながら盛りだくさんでしたね。今読むと女の子言葉はキツイのですが、中学生ぐらいには等身大として良かったんだと思います。

有川浩さん…そうだったんですね。(もうそんな世代?)今度から読むときの目線が変わりそう。

それにしても…これだけ年月が経っても読み返したいな…と思うことってあるんですね。









「星へ行く船」 新井 素子
有川浩先生も胸キュンしたという、「星へ行く船」。数十年ぶりに読み返してみました。 宇宙開発時代の世界観もきちんと描かれているし、 ストーリーも謎解きも面白い。 「昔はすこし苦手で距離をおいていた友人に 久しぶりに再会すると、あら、すごく楽しいわ。」
| 日々の書付 | 2010/10/26 12:42 PM |
『星へ行く船』 新井素子
その昔、コバルト文庫を漁り、貪るように読んでいた時期がありました。 といっても手当たり次第というわけではなく、切っ掛けというのは若桜木虔が書いた『さらば宇宙戦艦ヤマト』のノベライズ本。以後コバルト文庫では他の作家の手になるものも含めて、次々とアニメの
| 【徒然なるままに・・・】 | 2010/12/12 8:18 PM |