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『あやまち』 沢村凛  講談社

あやまち
あやまち

小さな会社のOLの主人公は、いつも同じ時間の地下鉄の同じ車両に乗り、下車してから、改札口から地上口まで一直線の駅の様子をダイビングを連想しながら階段をのぼり出勤している。決まったコースで、それを決まりごとのように、また目立たぬように毎日を過ごしていたが、ある日駅で尾行劇を目撃する。しかしそれもすっかり忘れていたのだが…。

ミステリー色の強い恋愛小説。
毎日くり返される会社への往復、雑踏の中彼女は電車の中でそして長めの階段を上るときに色々考えながら一人の時間を過ごしている。また恋愛にも臆病なところがあり自然と自分を防御するすべも身につけていた。。。
この辺の描写がとてもイイ。階段を上るときに上から差してくる地上口を水面と見ているなどなかなか面白い発想で、彼女の独特の感性を表わしている。
彼女が覚えていた「中学の時の先生がテレビ番組のプレゼンターのように語った数学の確率論の話」。これも面白かった。恋愛とあわせて進むもう一つの出来事。
読んでいてドキドキ感を与えてくれる。

タイトルが上手いのと表紙の写真がまた内容を上手く映していて話をグッと引き寄せてくれる。
良かった!

9点
・・・彼女の毎朝のメンタル占いは試してみたい。
2005.03.16 Wednesday 21:39 | comments(6) | trackbacks(4) | 
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2019.12.12 Thursday 21:39 | - | - | 
chiekoa (2006/05/26 4:42 PM)
よかったですよね。ハッピーな話しではないのに…とても好きです。心に残りました。読んで以来、自分も地下鉄の階段をのぼるとき、いろいろ考えてしまいます…。「希望」のようなもの。影響されすぎですね(笑)。
みかん (2006/05/29 11:05 AM)
chiekoaさん、こんにちは♪
TB&コメントありがとうございました。
私もこの本はとても気に入ってます。

電車で一人で乗っているとアレコレ考えますよね…。で、考えたまま地下鉄の階段をのぼりきった時の眩しさが未来への明るさというか希望や期待を感じたりして。
そんな事を思い出させてくれたというか気付かせてくれた本でした。
影響…は、素敵な事だと思いますよ(^^)


HIDEJI (2006/06/10 11:12 AM)
初めまして!
「あやまち」の記事を書きましたので、TBさせていただきました。
ちょっと、もの哀しいですが、サスペンチックなところもあり、なかなか面白かったです。
みかん (2006/06/11 11:05 PM)
HIDEJIさん、初めまして♪
TB&コメントありがとうございました。
恋愛モノと思ってたら…違いましたね。
淋しさが漂う物語でしたが、それでも面白かったですね。
結構気に入っている本です。
沢村凛さんの『カタブツ』も面白かったですよ!

june (2006/07/08 9:20 PM)
みかんさん、こんばんわ。
おもしろいって話じゃないんですが、おもしろかったです。主人公も好きだったし、ぎこちない恋愛とミステリーというのもよかたったです。
「あやまち」ってタイトルはずいぶん古風だと思ったのですが、ぴったりでしたね。
みかん (2006/07/10 11:05 AM)
juneさん、こんにちは♪
>ぎこちない恋愛とミステリー
主人公達はそれほど若くはありませんが、
純愛っぽくぎこちなくて、でもそんなところが良かったですね。
『あやまち』今風の二人じゃないって感じかな。
でもかえって新鮮な感じがしました。









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