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『火村英生に捧げる犯罪』 有栖川 有栖  文藝春秋

火村英生に捧げる犯罪
火村英生に捧げる犯罪

「とっておきの探偵に、きわめつけの謎を」。作家・有栖川有栖への不審な電話と、大阪府警に届いた、臨床犯罪学者・火村英生宛の挑戦状。名コンビが活躍する全8編を収録。

火村シリーズ10冊目で8篇の短編集になってます。

「長い影」これは中編。廃墟となった工場跡で起こった事件の裏にあるもの。犯人自体は何となくすぐ判るのですが、判った後で改めて思う事件の始まりの情景。ナルホド…と思わせてくれます。
「鸚鵡返し」これは珍しく火村がアリスに話しかける〜という火村自身の言葉だけで書かれてます。普段言葉少ないだけに珍しいですね。
「あるいは四風荘殺人事件」これはミステリーを非難していた既に無くなった大御所作家さんの未完成作品がミステリーの元となってます。これはミステリー作家への挑戦状のようにも取れて面白いです。
「火村英生に捧げる犯罪」表題にもなった作品。火村への挑戦状のような犯行声明を大阪府警に送りつけてくる犯人。そしてアリスの元には怪しげな電話がはいるというまた新しい導入。
「殺風景な部屋」これはかなりショート。しかしよく聞けば(読めば)すぐ判るんですけどね…。

バラエティにとんだ短編集となってますがどれも面白いですし、10冊目なのに新鮮で周りの常連登場人物の背景もそれぞれ少しずつ明かされてたりもします。
短編ながら新しい一面が見れたので、ますます次回作が気になります。

9点
2009.01.30 Friday 00:05 | comments(0) | trackbacks(1) | 
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2020.02.17 Monday 00:05 | - | - | 









火村英生に捧げる犯罪
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| Yuhiの読書日記+α | 2009/05/15 1:24 AM |