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『取調室』  笹沢 左保  光文社文庫

取調室 新装版―静かなる死闘 (光文社文庫 さ 3-106 笹沢左保コレクション)
取調室 新装版―静かなる死闘 (光文社文庫 さ 3-106 笹沢左保コレクション)

佐賀市内のホテルで学生テニス選手権の優勝者・小田垣悦也が撲殺された。死体発見の数時間前にホテルをチェックアウトした父・光秀に疑惑が集まり、一週間後、北海道で光秀は逮捕される。だが、彼には、鉄壁のアリバイがあった。
『落としの達人』の異名をとる、水木警部補と光秀の、密室での行き詰まる攻防が始まる!


表題通り、ほぼ取調室の中でのやりとりが中心。犯人は既に判ってるのだが、否認したり黙秘したりと頑なな相手と刑事との駆け引きが見事に描かれてる作品です。
刑事側には物証が少なく切り札が少ない。
TVの刑事ドラマとは違って、派手さはない。それは再三作品の中で触れている。
ジリジリとしたやりとりに拘留期限が迫る。

派手さはないけれど、その情景が見えてくる。
謎解きよりも、その工程を楽しめる、ちょっと変わった刑事物語となっていた。
 
8点

作品中に現実はTVドラマのように取調べはおこってない…というが、
この本を原作として2時間ドラマでシリーズ化している。
私は見たことないけれど、いかりや長介さんが主人公を勤めているドラマで、いかりやさんが不在となってドラマのシリーズも終了となっている。
刑事と犯人との駆け引きは話術と心理を読み合う場面として現れている。
ドラマとしても華やかさには欠けるが、その分リアリティーも感じられる。
2008.08.10 Sunday 00:05 | comments(4) | trackbacks(0) | 
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2020.02.17 Monday 00:05 | - | - | 
みんく (2011/01/21 6:22 PM)
みかんさん、はじめまして。佐賀県民のみんくと申します。
この原作をもとにいかりや長介さん主演でドラマ化された「取調室」ですが、来週、賀来千香子さん主演で『女取調官』というタイトルでリニューアルされ、放送されます。
1月24日(月)の午後9時からTBSの月曜ゴールデンで放送されます。賀来さんが佐賀県警・水木警部補を熱演されます。
みかんさんもぜひご覧いただければと思います。
みかん (2011/01/25 11:10 AM)
>みんくさん、はじめまして。
ドラマ情報ありがとうございました。
全部通しては見れなかったのですが、
見させていただきました。
賀来さんになられたことで、華があって
良いですね。
佐賀の美しい風景も堪能させていただきました。
新たな水木警部補の誕生…
また佐賀を舞台にドラマがシリーズ化されると良いですね。

みんく (2011/02/07 4:05 PM)
みかんさん、ありがとうございます!
いかりやさんのときのようにシリーズ化されると嬉しいのですが。
吉田修一さん原作の「悪人」も佐賀が舞台です。
内容はもちろんですが自分が住んでいる場所が出てくると物語に引き込まれますし嬉しいです。
みかん (2011/02/13 1:32 AM)
みんくさん>
お返事遅れてごめんなさい。
あの後更に調べてみたら1年半越しのOAだったそうで…。佐賀の方々の熱い想いが込められた放送だったんですね。
『悪人』は既読済みですが、映画はまだ拝見してません。作家の吉田さんは長崎出身なので、九州が舞台になる事が多いのは知ってましたが、佐賀も舞台になってたんですね。
日本アカデミー賞にも優秀作品賞となりましたし、またもう一度ブームが来るのではないでしょうか。
DVDかTVのOAでになると思いますが、必ずチェックしてみますね。