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『赤い指』 東野 圭吾  講談社

赤い指
赤い指

犯罪を越えたその先に、本当の闇がある。
二日間の悪夢と、孤独な愛情の物語。


直木賞受賞後第一作で、『放課後』から数えて60作目の作品。
加賀シリーズでもある。

母親が痴呆症になり同居するが嫁とは上手くいかず、実の妹がお世話をしに来ている。嫁は一人息子を溺愛するが、我がまま息子に振り回される。
真っ直ぐ帰りたくない…
そんな時に嫁から「とにかくすぐ帰ってきて欲しい」と連絡が入る…。

私の家族に痴呆症の者が居ないけれど母も居るし息子も居るので、単なる小説とは思えず入り込んでしまった。そして、主人公家族の行動に、「そんなんありえへん!」って思いつつも悪い方へ転んでいくのが目に見えてとても痛々しかった。
また久しぶりに現れた加賀刑事。この方の父親と親戚が現れる(驚)勿論刑事として事件を捜査するのだが、主人公家族とは別の、加賀家族の歴史も少し分かることになる。
中編小説なので展開が早くてもうそんなに推理しちゃったの?って感じだけど、息の詰まる2日間。
事件は残酷だな…って思うけど、それ以上に痴呆症の祖母がかわいそう過ぎる。
母と子の愛情って何だろう??そして父と息子も…。
そう考えさせる作品でした。

9点
2007.06.06 Wednesday 00:05 | comments(4) | trackbacks(12) | 
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2018.08.18 Saturday 00:05 | - | - | 
juzji (2007/06/06 9:56 PM)
こんばんは。
とにかくせつない本でした。
「家族を守る」ということが、どんどん逆に進んでいく。そして「祖母」…

一緒に住んでるから「家族」なんではなく、そこにコミュニケーションがあるから「家族」なんだと、あらためて知らされた感じでした。

TBありがとうございます。
ユミ (2007/06/07 9:48 AM)
みかんさん…こんにちは。
ご無沙汰です♪
コレはちょっと語弊があるけど面白かったです。
東野さんらしくないって気もしたけどどうでしょう。
今回は「自分と子供」という関係だけでなく
「自分と親」との関係も改めて考えさせられた本でした。
(2007/06/07 9:41 PM)
こんにちは!
加賀刑事の過去がわかり、胸キュンとなりました。
彼の思いやりのある捜査、いいですよね。
みかん (2007/06/08 9:02 AM)
>>juzjiさん
「家族」というのは形だけではダメなんですね。
心が無いと…。
母の事…気付いてあげられたかった事も罪ですよね。
改めて家族や親の事など、考えさせられました。

>>ユミさん
私も興味深く読みました。
「自分と親」は私も思いました。
ちょっと照らし合わせながら読んでしまったので、感想としてはハードな作品に感じました。
この家族のほかにも加賀さんの親子や松田刑事の親子など家族に拘った作品でしたね。

>>花さん
加賀さんのお父さんの話は度々出てましたが、直接出てきたのにはビックリしましたね。(お父さん似かも)
加賀さんのニヒルな感じとは別に優しさも充分出てましたね。
中編ながら、家族や親子のこと、そして加賀さんの過去など、私には盛り沢山の気付きと驚きを感じた一冊でした。









【赤い指】 東野 圭吾 著
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