町の小さな稲荷神社の参道に、知る人ぞ知る「和菓子処しみず」はある。春夏秋冬、季節のスイーツを求めて暖簾を潜れば、絶品和菓子に、甘酒、おでんや焼きそばまで、旨いものが勢揃い。店の主人・山崎ぶたぶたにも、運がよければ出会えるはず。変わった名前だけれど、その正体は…?疲れたとき、悩んだとき、ぶたぶたの作る甘~い和菓子で、ひと休みしていこう。
今回はパワースポットがある神社の近くにある和菓子屋さん。その街に馴染んでいて老舗って感じだし、ご近所の繋がりも自然。そういえば包んでもらう時とか一言二言話したりするけど、お土産を買ったりと人と会う前に行く場所だったりして。すでに物語の始まりの場所なのかも。今回はちょっとしんみりした話もあったけど、人とのかかわり、やさしさや人情が伝わってくる。ぶたぶたシリーズを読むとお店探したくなるなぁ。ご近所にオープンしないかなぁ。