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『猫と女たち』  群ようこ  ポプラ文庫

 瀕死のふりをするゴンちゃん、パンダ座りでブニャーと鳴くブタ夫、気がよくてボスになれない「きたなマスク」、ベンツで律儀に野沢菜を届ける美智子、子供との同居を断るカメヨ―猫&犬たちのエッセイと逞しくチャーミングな女性たちの物語を収録する贅沢なセレクション。

前半は猫や犬のエッセイ。何匹か飼ったことのある猫でも新しく来た猫にはタジタジになる群さん。個性豊かな猫やワンちゃんの観察日記でもあるかも。
後半は5人の女性の楽しく逞しくそして寂しくもある物語。女同士だからこそ見えること・分かることがうまく書かれています。

思った以上にボリュームがあるのですがサラリと楽しく読み終えられる一冊です。
2010.08.03 Tuesday 09:15 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『たかが猫、されどネコ』  群 ようこ  角川春樹事務所

たかが猫、されどネコ
たかが猫、されどネコ

猫と暮らす幸福、ネコは生きた教科書…。私と猫たちの生活、話の好きな猫、町の猫たち、猫の人生などをテーマに考えながら、独特の静かな説得力ある口調で人に住みよい町について語る。

今まで発表されてきたエッセイの中で猫の話ばかりを集めてきた本になっています。
もともと猫好きではなかった群さん、なのにどうして猫好きになったのか。
実に簡単、野良猫に餌をあげたら段々好きになっていったのだ。
汚くてブス猫だった子猫、親や弟にも散々言われ、会社で飼い主募集のポスターを貼っても可愛くないと言われ引き取り手が居ない。それでも群さんが帰ってくるとブニャーと鳴いて擦り寄ってくる。周りに好き勝手にアレコレ言われてもこの猫は生きている…そんな姿に群さんは色々学ぶ。
群さん自身が飼っていた猫やご近所猫を、猫の鳴き声の違いも表現しつつ、猫社会と人間社会を見比べ、そして見守っている。
猫の方が寿命が短く、別れも経験する。
フラッと年老いた猫が去っていく…。きっと死に際は人に見られたくないのだろう〜と言われるけれど、誰かが『猫は修行しに行ったのだ〜』という。なるほど…修行に行ったのなら淋しくない。だからまた新しく猫に出会っても別れを気にしないで付き合えるってものだ。
……そうかそうか。猫との距離感ってこんなものかもしれない。けれど愛おしくって気になる存在。だから好きになるのかな。
2007.01.10 Wednesday 01:57 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『かもめ食堂 』 群 ようこ  幻冬舎

かもめ食堂
かもめ食堂

ヘルシンキの街角にある「かもめ食堂」。日本人女性のサチエが店主をつとめるその食堂の看板メニューは「おにぎり」。けれど、お客といえば、日本おたくの青年トンミただひとり。

既に映画化されてますが、私はまだ観てません…。
ですが、物語を読んでると自然と映画の俳優さんたちがそのままのイメージで出てきます。
サチエがフィンランドへ来る経緯は、強い決意と強運と…という強さがにじみ出ているのに対して、「かもめ食堂」でのサチエはゆったり、すべてを受け止められるという心の広さとやさしさが光ります。
最初は誰も来ない「かもめ食堂」に、一人ひとりと増え、外国の地にあっても日本と同じ色んな人が居て、それぞれの人生が流れている。
また、日本から来たサチエやミドリにマサエがこののんびりしたヘルシンキの町でもう一度自分を見つめなおす姿が、素朴で純粋なのが伝わってくる。

まだ話が続きそうなまま物語は終わってしまいます。
厳しい父の教えと母のおにぎりの味を大事に守りながら、きっとこのままずっとサチエはこの食堂を続けていくのかもしれない…などと想像は膨らみます。

8点
2006.12.12 Tuesday 23:16 | comments(2) | trackbacks(1) | 

『本取り虫』  群 ようこ    筑摩書房

本取り虫
本取り虫

世の中にはたくさんの本がある。一生のうちに読める本はそのうちわずかだと思うけれど、本を読むのはやめられない、という著者が、目の前にたちはだかる本の山との格闘をつづったエッセイ集。

このところ数冊群さんのエッセイを読んでいるけれど、(私に)合う本とそうでないのがあるようです。
で、この本は合う方です。幼い頃からたくさんの本を読んでいる群さん、ある時期まで本に埋もれた生活をしていたそうだが、この本を書かれた頃がら本を増やさないようにされたそう。
「本の増えない本棚――序文にかえて」
で、その理由などが書かれていたけれど、なるほどな…と思う。
思い当たる節は私にもある…手元にないと不安だし、新刊が出たらいち早く買いに行く。そして買った本屋の駐車場で読んでることもあったし、新刊を読まないと置いていかれるような切迫感…群さんはこの状態にあったそうだ。でも部屋の半分は未読の本だったり、読んでいても内容も思い出せない本がたくさんある・・・。
私に今必要な本だけにするのが自分らしい本棚なのでは…と思わせる
…序文です(笑)

やはり読んでいる本が違うと言うか違うジャンルばかりなので、ピンとこないところもある…。けれど、本についての感想と言うより、その本と私〜といったエッセイで、読書によってアレコレ考えたり気づいてきた群さんの成長記なのかもしれない。。
ただ読んで時間潰して〜という読み方ではないようです。
この辺見習いたいなぁ。
2006.11.12 Sunday 11:30 | comments(0) | trackbacks(1) | 

『NOW and THEN 群ようこ』 群ようこ 角川書店

NOW and THEN 群ようこ―群ようこ自身による全作品解説+95の質問
NOW and THEN 群ようこ―群ようこ自身による全作品解説+95の質問

著者自身による著作全作品の表紙写真と解説、著者への95の質問、エッセイ「無印イタリア物語」を収録。原田宗典やナンシー関をゲストに迎えた対談も併載。群ようこの全てがわかる。

1997年発行ですが、それまでに出された作品の解説が書かれているので、よく知らない私にもシリーズになってるものなどこれからの本選びに役立ちそう。
小説も書かれてるけど、基本的にエッセイスト。自発的に書いたものは無いそうで…。
徐々に私の中の郡ようこ像が出来てきたような。
とりあえずこれから読みたい本をチェックしておこう。。
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2006.10.22 Sunday 20:41 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『ヒヨコの猫またぎ』 群 ようこ 文芸春秋

ヒヨコの猫またぎ
ヒヨコの猫またぎ

群さんの名前はよく知っていてたけれど、エッセイを読んだのは初めて。
「ムレ」さんって読むんだ…と今更気づいている初心者な私。
第一印象は…
青木るえかさんや三浦しをんさんに似た感性の持ち主なんじゃないか??

いや…群さんの日常を追ったエッセイなんですが、私と視点が違うようで、とても変わった受け止め方をされるんですよね。。。
それに有名作家さんなのにお金に追いかけられているような…そんな慎ましやかな生活をしてるけれど…母上は大胆な浪費家…。着物好きなのも知りませんでした。
なので、書いてあること全部がとっても新鮮。
苦労しているようででも笑える…そんなエピソードもたくさん。
わたし的には、猫の話やペットの話なども面白かったです。
(そういえば何故このエッセイのタイトルなんでしょう??)

群さんの本を検索すると猫というタイトルがたくさんあります。。
猫好き作家さんでしょうか。。
ほかのエッセイも気になります…。
2006.10.16 Monday 08:52 | comments(2) | trackbacks(0) | 

『活!』  群 ようこ , もたい まさこ  角川書店

活!
活!

二人でいろんな所に弟子入りし、体験したことを写真にもたいさんのコメント、そして郡さんのエッセイ、ナンシー関さんの毛時ゴム版画で面白可笑しく書かれた物を一冊にまとめた本。

月刊カドカワで平成8年4月〜平成9年3月までと雑誌の企画モノなのだが、この体験に出て行く場所がスキー・顔まね・フリーマーケット・保母さん・編集者・そば打ち・草野球…などなど、実に二人からは想像できない所へ行っていて面白い。
清水ミチコを師匠とした顔真似は…(爆)その時代にあってるな〜という人から、顔真似というより特殊メイクになってるあたりが、写真付きで載っていて…爆笑ものである。
また編集者では、雑誌の企画で冷凍食品の食べ比べを実際に食べる体験。解凍→試食しながら次のを解凍→試食しながら次のを…を延々とするのである。またフリーマーケットや保母さんなど外での体力も使う体験ものが多かったかな。二人の何気ない会話が面白かった。
ナンシー関さんの消しゴム版画はもたいさんの顔ばかりだけど、どれも似てる!ピリリと効いた一言がまた上手いなぁ。
2006.01.24 Tuesday 14:31 | comments(0) | trackbacks(1) | 
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