<< March 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

スポンサーサイト

[ - ]

一定期間更新がないため広告を表示しています

2017.01.13 Friday  | - | - | 

『ウエディング・ベル』  五十嵐 貴久  実業之日本社

 銘和乳業課長のわたし(川村晶子)は、38歳にして14歳年下の児島くんと結婚を決意。だが、友人は好奇の目で見る、双方の家族の反応もばらばらで、賛成あり、微妙な品定めあり、断固反対もあり。くわえて、新しい人気ドリンクでも、難問山積。二人がウエディング・ベルを鳴らす日はいつのこと…。

『年下の男の子』の続編…。
14歳年下の児島君との結婚へ向けて双方の親への説得…これがかなり高い壁となっていて、両方の親が良く思っていない。まず年齢・働いている会社の大きさの違い…収入の格差。まぁ親なら最初は反対しますよね。その後の説得の仕方を見てみたいな…という感じで読み始めたけれど、晶子の仕事シーンはとっても格好良いのですが、プライベートになると、38歳とは思えぬ子どもっぽさで。。そりゃ親も反対するでしょう…本人は頑固な親父!と思ってるようなのですが。
最後の作戦に出た二人ですが、この後どうなるのでしょう…
といった感じでちょっと物足りなさを感じてしまった。
三部作といった感じになるのかしら、続きがあるような終わり方だったので。。
それなら三作出た後で通して読みたかったかも。

7点
2011.08.25 Thursday 00:44 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『年下の男の子』   五十嵐 貴久  実業之日本社

 銘和乳業勤務のわたし(川村晶子)は37歳にしてマンションを購入。契約翌日、新製品の健康ドリンクの宣伝用フリーペーパーをめぐってトラブルが発生。価格欄が空白のまま刷り上がってしまったのだ。これは、徹夜で空白部分にシール貼りをするしかない。担当者のわたしは、ピーアール会社の23歳の契約社員・児島くんと夜を徹してのシール貼り作業を敢行。なぜか二人は話が合って…。

結婚をあきらめたわけではないけれど、年下の男の子からの猛烈なアタックと、そこまで熱くなれない主人公の葛藤…恋愛への温度差もあって、なかなか心を開かない。
他人が作った年齢の壁を自分でもつくっている。
キャリアウーマンとして社会で活躍し持ち家もある女性が必要とする男性とは、地位とか金持ちとかではなく、自分の心に必要な人となるのかな。
そう思えるのなら、年下の男の子でも…。
揺らぐ大人の女性は見所…かな。

サクッと読めるし面白い、けど児島くんのような男性は。。。読んでる限りあんまりタ好きなイプじゃないな…。

8点
2011.08.22 Monday 01:00 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『誰でもよかった』  五十嵐 貴久  講談社

 全ては交渉人・渡瀬に託された――!   「あなたはあなたのしたいようにすればいい。ただし、人質は全員解放してもらいます」渋谷スクランブル交差点で起きた大量殺人事件。驚愕のクライマックス!

2008年6月におこった秋葉原無差別殺人事件をモチーフに書かれた作品。
インターネット掲示板、ちゃんねるQにに書かれた殺人予告、それから秋葉原の歩行者天国へトラックで突っ込む…というあたりまでは同じだが、その後の展開を作者風に書き換えられている。
それはその時の犯人の心理と警察・交渉人とのやりとりがメインとなる。

以下ネタばれ含むので反転↓
やはり冒頭のシーンが一番緊迫する、それは事実とほぼ同じだから。しかし途中から交渉人目線の話が多く、犯人の心理状態があまり見えなくてじれったい感じ。
それはラストまで読むとその意味が分かってきますね。
オチ…というか、なるほどねと思うのですが、あくまでも交渉するというのがメインとなっていているのが残念というか、どうしても犯人本人の心理が知りたい…というのがあるので、ちょっと物足りなさを感じてしまいました。


しかしタイトルに隠された意味、怖いですね。

8点
2011.08.15 Monday 01:41 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『YOU!』  五十嵐貴久  双葉社

18歳の女子・優がアルバイトの面接に行ったら、なぜか周りはカッコイイ男の子ばかり。なんとそこは、男性アイドルをたくさん出してる、あの芸能事務所だった! 『小説推理』連載に加筆・訂正して単行本化。

あらすじにもあるように、ジャ○ーズをそのまま持ってきたような芸能事務所に、女の子が入ってしまった…という、即映像化出来そうな設定…もっと言えば韓流っぽいような設定っていうのが、導入として面白いですよね。
タイトルの『YOU!』…っていうのがもう、ソレって〜!(笑)とツッコミどころ満載なんですが、それとは別に主人公達は真剣にダンスの練習をひたすら続け仲間と共に一つのものを目指していくといった青春モノ。
一瞬のチャンスのために色んな個性を持つ仲間達とひたすら練習し続けること、見た目の華やかさとは別に見えないところでの努力、光れるのはほんの一部の人たちであること、そこへ目指すための、特にダンスについては事細かく描かれてます。
…といってもやはり文字で書かれてるとイメージの限界があるのですが。
ちょっとラストはもう少しドライな感じで終わって欲しかった気もしますが、若い女子なんかにはウケそうですね。

ストーリーとしてはやはりライトなのでサクっと読めますが、一つのことを目指し一生懸命になるのは良いなあ…と、改めて思い出させてくれる作品でした。

8点

2011.01.11 Tuesday 11:22 | comments(0) | trackbacks(1) | 

『パパママムスメの10日間』  五十嵐貴久  朝日新聞出版

 入れ替わったパパと小梅の心が無事もとに戻ってから2年が過ぎた。小梅が大学の入学式を迎えた日、落雷に遭い、今回はパパがママに、ママが小梅に、小梅がパパに! 一体、3人はどうなる? 「パパとムスメの7日間」の続編。

前作から2年後、今度は3人で入れ替わりというややこしさ。
ママの慌てっぷりは面白かったけど、はじけっぷりは娘には引き継がなくて良かったね(笑)
入れ替わってからの様子が、前作より簡潔になってた分、面白みに欠けた気がします。もっと長編だったらもっと面白いのになんて思いますが…。
しかし結末は予想が付きつつもグイグイ読ませるのは、既にキャラ立ちしてるからかも。。私はドラマのイメージも強いので、読んでるときの3人はドラマそのままでした(笑)
 
本のほうは絶賛とまではちょっと言いにくいけど、そのままのキャストでドラマ化してほしいな。。
 
8点
2009.07.15 Wednesday 00:59 | comments(0) | trackbacks(3) | 

『誘拐』  五十嵐 貴久  双葉社

誘拐
誘拐

歴史的な条約締結を控え、全警察力が来日する韓国大統領の警護に集まる中、少女誘拐事件は起きた。全く痕跡を残さない犯人に、大混乱に陥る警視庁。謎が憶測を呼び、憶測は疑念に変わる。「交渉人」の著者が贈る警察小説。

書かれたのは少し前と思うが、今のご時世を映し出した物語となっている。
冒頭から犯人は判ってるのだが、動機と完璧な手口で警察を惑わせている。
かなりリスクは高い犯罪なのだが、犯人は必要以上に慎重且つ丁寧に事を運び、警察や総理は犯人の思うままに動かされてしまう…と、まんまとやられてしまう警察と犯人の行動が交互に書かれ、読む手を進められてしまう。
ただ、最後にミスなのかワザとなのか…。
これは読み手に任されてるのだろうか?
綺麗に終わってるのがベストなのかどうかちょと疑問。

とはいえ、タイトルの重さとは違った読了感があるのは確か。
何気に優しさを感じるところが、警察小説を読み慣れない私にとっては面白く感じられました。

8点
2008.12.28 Sunday 14:57 | comments(0) | trackbacks(6) | 

『For You』  五十嵐 貴久  祥伝社

For You
For You

出版社に勤務する佐伯朝美。叔母の死後に発見した当時の日記には30年前の意外な青春がつづられていた…。誰にも言えなかった、たった一度の恋。心を揺さぶる“純愛”物語。『小説NON』連載を加筆訂正し書籍化。

この本を見てすぐにこれを思い出した。↓
FOR YOU
FOR YOU
山下達郎(1982年)

ストーリーは現代(今)を生きている主人公朝美と、亡くなった叔母が生きた30年前…叔母冬子が高校生の頃の話が上手く交差されて描かれてます。
朝子が冬子の日記を見つけ読み始めるのですが、ちょっと謎が多かった冬子の過去を徐々に知っていくのが、こちらもドキドキさせられます。

丁度冬子の高校生辺りがこのアルバムがでた頃の設定…海といったらサザンにユーミンに山下達郎…この頃はカセットで聴いてたんだよね。
そんな私世代の記憶にダブるような世界に冬子も青春してた…っていうのにとても惹かれました。
ネタバレになるので感想もあまり書けませんが、ベタなようで良いヒネリのある話となってます。
ちなみに…
7章あるうちの2章の「SPARKLE」と7章「YOUR EYES」は曲のタイトルがこのアルバムに入ってる曲になってます。(
ヤマタツのアルバムになぞって、更に『韓流スター』とは、今の流行りも入れてみました・・・・って感じで好きではないんだけど、
よくビートルズの曲が出てくる話に??だった私なので、やっとシックリくる物語に出会えた感じ。
より楽しめた感、大アリでした。

9点
2008.07.04 Friday 00:51 | comments(0) | trackbacks(3) | 

『パパとムスメの7日間』  五十嵐 貴久  朝日新聞社

パパとムスメの7日間
パパとムスメの7日間

イマドキの女子高生・小梅16歳と、冴えないサラリーマンのパパ47歳。ある日突然、「大キライなパパ」と「最愛の娘」の人格が入れ替わってしまったら?ドキドキの青春あり、ハラハラのサラリーマン人生あり。ハートウォーミングな家族愛を描いた笑いと涙のノンストップ・エンターテインメント長編。

事故など強い衝撃で二人の中身が入れ替わってしまう…っていうのは、よくある話…いや、もちろん小説ではってことですが。
だけど、とても面白く読めてしまうのは、このパパがイマイチさえなくて、このムスメがイマドキのムスメという二人だからかも。
また、この二人の「また戻れるんだろうか…」という不安感があんまり感じられないのは、入れ替わってしまっても、それなりに暮らせてたからなのかな。
とにかく今まであった『入れ替わりもの?』に新しいアイテム『携帯』がフル回転で登場、とにかく連絡し合い、お互いのコミュニケーションが急速に取るようになり、話の展開がとても早くなってるのだ。
そしてこの物語にも、最近話題になった同族会社の冴えない役員達が出ていて、今の時代を感じさせる。
流れ的には先読み出来てしまうが、お約束の王道をいく楽しさもあるし、女子高生の閃きが会社を動かすのも面白い。
痛快に読めてしまう楽しい一冊でした。

8点
2007.02.26 Monday 00:01 | comments(10) | trackbacks(9) | 

『TVJ』 五十嵐貴久  文藝春秋

TVJ
TVJ

2001年サントリーミステリー大賞:優秀作品賞

25階建ての威容を誇るお台場のツインタワー『ニュー・ミレニアム・ビル』に拠を構える民放・テレビジャパンが、銃火器で武装した集団にジャックされた。一人だけ犯人による拘束を免れた由紀子だが、人質の中には婚約者が…。

お台場にある民放TV局をイメージさせる舞台設定と、女性版「ダイハード」を匂わせるストーリーは、「踊る大捜査線」を思い出されたが、劇場版アニメ『名探偵コナン』にも似たような設定があったような。
主人公が30代を前に婚約も決まり、今日は勝負の日とばかりに服も決めていたのに事件に巻き込まれてボロボロ、嫁入り前の肌は傷だらけとなった彼女の怒り・執念は凄い。OLらしく社内の配置を利用したり事務用品を利用したりするのは、新しい対抗手段。武装集団から身を隠して敵?から逃げている姿はドキドキさせられた。
映画化したら面白そうですね。。

8点
2005.05.11 Wednesday 20:14 | comments(2) | trackbacks(1) | 
 | 1 / 1 PAGES |