館シリーズ9作目…とのことですが、間空きましたよね。。いや、『暗黒館〜』を挫折してたから…。今回はちゃんと読了出来ました。
孤立した館に数日間閉じ込められ、その中で事件が起こる…というのは鉄板で、そこからどうなってくのが読みどころなんですが、色々盛り込みすぎてそれを楽しめるか、めんどくさく感じるかは読み手次第といったところでしょうか。やはり中村青司の設計の建物はカラクリがあって、そのトリックを明かしていくのは面白いのですが、登場人物が魅力薄で、読了後犯人や鹿谷の満足感だけで、他は置いてけぼりなのが残念かも。。
ただ、閉所が全くダメな私には仮面つけっぱなし…っていうだけで恐怖感100倍、異常な緊張感で読みましたよ…。ああ怖い。しかしホラー系ではないので…まだ…。
この館シリーズはあと1つで終了とのこと。綾辻さんもお忙しいので、いつになるのか分かりませんが…やっぱり期待してしまいます。