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『言えないコトバ』  益田ミリ 集英社文庫

「おひや」「おもてなし」「結婚しないんですか?」「今の子供は…」など、世間でよく耳にするけれど、気恥ずかしかったり抵抗があったりして、自分ではうまく使えない。そんなコトバはありませんか?時代の流れや相手との関係性で姿を変えるコトバ。「あるある」と思わずうなずいてしまう、何気ない日常の一コマを切り取ったほんわかコミックエッセイ集。文庫化にあたり5編を描き下ろし。

この頃言葉じりが気になり始めた…なんて思ってたら、ミリさんも同じようなことを考えてたようで。そういうお年頃なんですかね。今どきの若い子は〜なんて言い出す年代なんです。
このエッセイはそんな言葉で遊んでるので面白いのですが、私なんかは気持ちは若いころのままいい年になっちゃって、ちゃんとした大人になりきれてない・・・結構痛い人になってない?
…と、気づいてしまった。そんな私もちょっと安心できるエッセイかも(泣)
2015.11.05 Thursday 23:44 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『猫といっしょにいるだけで』  森下 典子  新潮文庫

五十代、独身、母と二人暮らし。仕事のスランプで切羽詰る日々だった。訪れた神社で「しあわせをください」とつぶやいた翌日、庭の白木蓮の切り株に、彼らは舞い降りた。「猫は嫌いだし、生き物は飼わない」と決めていたが、愛護協会や保健所も頼れない…。やがて始まるにぎやかで、穏やかな日常。『日日是好日』の著者が描く、笑って泣ける猫日和!

まだまだ未婚である作者とその母の二人暮らしの生活のなかに、突然やってくる猫との生活。
その割にはなんとなくこんな感じといった風に気負いもなく飼いはじめてるのがすごいかも。猫を通して母と娘との会話が増えたり、コミュニケーションが取れるようになったり…日々の生活に+α何か微笑みが増える。
タイトル通り、いるだけでいい、それ以上求めない。そういう生活も幸せの一つなんです〜よね。





 
2014.11.03 Monday 23:26 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『銀座缶詰』 益田 ミリ 幻冬舎文庫

街中で若い女性に配られるポケットティッシュを差し出されなくなった。自分より若い人とご飯を食べる時、お開きの時間を気にするようになった。それでも、まだたくさんしたいことがあって、夜遊びだってする…。40を過ぎて気づく、既に失われたかけがえのない「若者」だった時間と、尊い「今この瞬間」を掬いとる、心揺さぶられるエッセイ集。

こちらもアッという間に読了…自身が43歳のころのエッセイなんですよね。そんなに年齢重ねてるわけでもなく、毎年毎年同じように過ごしてるのに気づけば、周りに気を使われたりこちらから気を付けなければならないことが出てきたり。。分かるわ〜(笑) でも疑問をそのまま表に出せるっていいな。。気ままに旅行にいったり映画にいったり、思い切った買い物ができるのも40代だからなのか。同世代(私)には羨ましい生活に見えるけど、羨ましくおもうものなのかな。でも独り言のようなエッセイは面白い。これからは積極的に読んでみたいかも・・。


 
2014.08.30 Saturday 23:44 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『女湯のできごと 』 益田 ミリ  知恵の森文庫

「家にお風呂があったらいいのになぁ。いつもそう思っていたけれど、お風呂がなかったからこそ見えた世界もあった、と今では思う」(「あとがき」より)。女湯のおばちゃんの「もったいない魂」って何?「ええお湯」は一体どんなお湯?前途多難なワキ毛問題とは?好評既刊『お母さんという女』に続く、しみじみイラストエッセイ第2弾。

ちゃんと読んだのは初めてだけど、すーちゃんのシリーズはいつも身近な話題を扱っていて面白い。
この本は自身のエッセイだけどやっぱり身近で面白い、たぶん年齢が近いからだろう(笑)。
銭湯は今も昔も地域の社交場には変わらないようで変わらない出会いもあれば、その日だけの出会いもある。それぞれのマイルールもあって面白い。今は銭湯も少なくなりスーパー銭湯に変わっていってるところもあるけれど、そこでも人間模様も観察できるのかな。
私は昔キャンプに行ってた頃、近くの温泉や銭湯をよく回ってたのが最後かも。懐かしさばかり浮かんでくるけど、家風呂が壊れたらお世話になるかも・・。銭湯…町に一つは残ってほしいな。
2014.08.29 Friday 23:48 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『さよなら私』  みうら じゅん 角川文庫


「自分」へのこだわりを捨ててラクに生きよう。仏教でいう「空(くう)」を知ろう。そもそもは何もないところから生まれ、何もないところに帰っていくだけのこと。気持ちが軽くなるMJ的人生指南。 

「私らしい私」なんて、どこにもいない。「自分」へのこだわりに別れを告げれば、人生はもっとラクに、楽しく生きられる。

タイトルを見るとヤバそうだけど、こだわりの自分を捨てると楽になれるよ・・みたいな。ちょっとザックリしすぎ?
自分のこだわりだったり自分らしさが自分を縛ってる・・・こだわりが無くなったら自分が自分でなくなる…なんて私は思うけど、そんな考え方が自分というものを小さくしてるのかも。
まぁライトな文章だし、コラムのように書かれているのであっという間に読めるけど…
いいかげんなようでいい加減、深く考えてのいい加減なのだ。
読み手によって解釈が変わると思うけど、誰にでも思いはめられそう。
また間をおいて読んでみたい。また感じ方が違うかも。
2012.10.19 Friday 11:05 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『僕と妻の1778話』 眉村 卓  集英社文庫

毎日一話、妻に捧げた物語。感動の実話収録
余命一年と宣告された妻のために、作家の夫が、毎日一話書き続けた1778話。第1話から亡くなった日の最後の原稿までより妻に好評だった作品を中心に選んだ52話。執筆時の裏話を収録。


SF作家の眉村卓さん、若いころよくショートショートを読んでいたのですが、すっかりご無沙汰…。そんなときにこの本を見つけたのですが…。この本には前作が新書で出ていたのですね。
話は奇想天外なものだったり、クスッと笑えるものもあって面白いのですが、その背景にあるものは、辛いものもあったと思います。短編を書くことで眉村さんも奥さんも病気を乗り越えてきたんでしょうね。
収録されてる作品と、添えられてる眉村さんの気持ち、そして最後の一編。
よかったです。
新書のほうも見つけて読みたいと思います。
2012.05.09 Wednesday 21:35 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『猫とあほんだら 』  町田 康   講談社

 突如として引っ越しをしようと思ってしまった。物件を見に行ったら玄関の庇の下で二匹の子猫がふるえていた。掌に載るくらいに小さな、子猫であった。写真と文章で綴るキュートでパンクな日々の記録。

町田さんの猫とのエッセイの第三弾。
自宅に4匹、仕事場にも預かりの猫も含めて数匹居る状態。
このたび伊豆半島への引越しを決意し物件決めの時にさらに仔猫を保護するという、猫と縁が切れない町田さんとその家人。
物件を決めた後も、猫との生活のために、作家でありロッカーでもある町田さんがDIYを決行。まあ見た目とアンバランスなんですが、この奮闘っぷりと猫への愛を感じさせるエッセイとなってます。
引越しといえば、当然猫も移動するわけですが、この様子も分かる分かる…。
また前の二作のエッセイには、愛猫の死も綴られてたのですが、今回はそれはなくって一安心だったのですが、最後の方に一波乱!
これも猫を飼ってる人なら分かるゾッとする出来事が発生…など、相変わらず猫ラブなエッセイとなってました。


2011.09.07 Wednesday 02:06 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『見仏記 ゴールデンガイド篇』 いとうせいこう みうらじゅん 角川書店

いとう せいこう,みうら じゅん
¥ 1,470
(2009-04-25)

 仏像求め東へ西へ!今回、仏友二人はメジャーどころを旅するはずが…。相も変わらずのドタバタ珍道中、空前の仏像ブームに満を持して刊行

web KADOKAWAで2003〜2004まで連載されていたものがやっと本になったもの。
MJ氏がいとうせいこう氏に見せたかったお寺を見仏記として連れて行った旅。
ゴールデンガイドということで、有名・定番のお寺巡り・・・のはずが、イキナリの横道・・・さすが。
奈良・京都・福島・和歌山・兵庫と結構な数のお寺巡りをしていますが、見仏記プラスMJ観察記となっていて面白い。
TV見仏記とは違って、お気に入りのところは結構な時間を掛けて、雰囲気と地元の信仰の厚さなどを実感しながら廻っている。

・・・面白い♪


イラストと文章でも伝わるのですが、さらにネットでそのお寺を検索しながら読むと、楽しさ倍増…なのだが地方のお寺なのでチラッとしか分からないもどかしさも倍増?
やはり自分で行かなければ分からないだろうな(^^ゞ

あとがきでせいこうさんが、文章の書き方が変わってきたがブログを書いてきたことが変わってきた理由・・・と書いていた。それは旅と年齢を重ねてきたからだと思う。私も読んだり見たりしてるうちに、興奮してるだけじゃない自分がある。それは似たようなものかも。

なかなか原稿(イラスト)をあげないMJ氏がやっとこの旅の本を完成させようとしている・・・ということはまたMJ氏が旅に出かけるつもりのことを意味してるらしい〜というようなことを書かれていた。
またそれを楽しみにしてるという。
私も二人の見仏、楽しみです。
2009.11.04 Wednesday 09:47 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『マリッジ』  森村 誠一   角川書店

マリッジ (文芸シリーズ)
マリッジ (文芸シリーズ)


森村誠一、300冊記念作品。本格ミステリ小説。
参加したお見合いパーティで最高の美女を射止めた山上。しかし新婚生活が始まってみると、妻の性格が時として別人のように変わるのに気づく。果たして妻は二人いるのか? 恐怖と紙一重の結婚を描いたホラー・ミステリ小説。


あんなに結婚したかった筈なのに、身の危険を感じながら過ごさなければならない。
相手を知らなすぎることが更に猜疑心を強めてしまう。
結婚して初めて知る相手のこと…というのはまぁ聞く話だけど、そこで価値観が違う…や、疑いを持ってしまうと、やめておけばいいのに詮索したくなる。
特に彼女が攻撃的な場合。
感想としては、本当はどちらなのか分かりそうなものなのに、分からないもどかしさを感じる。また結婚についての定義?みたいなことが語られてる部分が多くてストーリーのリズムを止めてしまってる感はある。
しかし読みやすさとストーリーの引っ張り方はよく、グイグイと読めた。
既にドラマ化されてるようだが、ある意味分かりやすい展開に最後の終わり方は面白かった。

…と、すんなりと読んでしまったのだけど、何気に登場していた刑事さんたちは、クロスオーバーしてたことを後に知りビックリ。
いわゆるスピンオフした作品だったのね〜。とビックリしたのだが、この組み合わせで出てる作品が他にもあるというのだから更に驚き。
牛尾正直刑事は「終着駅シリーズ」、棟居弘一良は「棟居刑事シリーズ」が同じ物語の中に居るのは、森村ファンの方には嬉しいサプライズなんでしょうね。
上記にドラマ化されたの書きましたが、そちらは更にコラボしてるのに、また驚きです。

8点
2009.03.03 Tuesday 23:51 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『れんげ野原のまんなかで』 森谷 明子 東京創元社

れんげ野原のまんなかで (ミステリ・フロンティア)
れんげ野原のまんなかで (ミステリ・フロンティア)

職員の目を盗んで閉館後の図書館に居残ろうとする少年たちが次々現われた。いったい何を狙っているのか? 新米司書・文子と先輩の能勢がめぐり合う、本の旅人たちの悲喜交々の物語。

図書館にまつわるミステリーを季節ごと5章で描いた物語。
最初は不思議な忘れ物と少年達の謎…など、ほのぼのしたミステリーだったのですが、章を追うごとにハードなものとなってきます。
そのなかで新人司書の文子と先輩の謎解きがあるのですが…
すんなり理解できるのは1章ぐらいで、なかなか凝ってるというか謎解きが強引だったような気がします。
それに文子さんの謎を解いてやるという強引さが私にはいい人思えず残念。
けれど司書さんならではの謎解きは面白いですよね、能勢さんも不思議な人です。
続編が出るならもう少し成長した文子に会いたいです。

7点
2009.01.17 Saturday 00:44 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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