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『君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい』 浅田 次郎   文春文庫

「本を読むより外で遊べ」と説教され、「まさか小説家になろうとしているわけじゃなかろうな」と非難された少年時代。生き別れた母を想い、ともに暮らす家族に尽くし、週末ごとの競馬を傍らに全身全霊で小説の神様に向き合ってきた人気作家が、胸熱くする人生の景色を、深く洒脱に紡ぐ。名人の筆に酔いしれる傑作エッセイ集。

浅田さんのエッセイは面白い。競馬や博打のことなど私の生活の中にはないこともすらすら読めるのだから不思議です。
今回も色々書かれてるのですが、両親や祖父母のことが印象的でしたね。それと過去の作品のタイトルのつけ方…など、幅広い内容・・・・もちろんいろんなところで書かれているエッセイをまとめたものなので、色とりどりのエッセイですね。
今は浅田さんのような作家が少なくなってきたので、かえって人となりが見えて面白いですし、逆に新鮮かも。。

 
2014.09.02 Tuesday 19:08 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『五郎治殿御始末』  浅田 次郎  新潮文庫

 武士という職業が消えた明治維新期、最後の御役目を終えた老武士が下した、己の身の始末とは。時代の境目を懸命に生きた人々を描く六篇。

明治維新後、元武士だった男達の苦難と哀愁が感じられる6編。
どの作品もちょっと地味だし、時代の流れ…つまり刀を置き、外国文化を受け入れようと扮そうするあたりは少し笑えるところでもあるけれど、悲しくも感じる。
華やかな部分が伝えられることの多い明治初期に、こういう人たちもいた…というのが描かれていて、なかなかよかった。

7点




2011.07.15 Friday 01:01 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『つばさよつばさ』  浅田次郎 小学館

 エジプト人が連呼する「ヤマモトヤーマ」とは? 貸切同然のスパに素っ裸の金髪美女が! 1年の3分の1を羈旅の空に過ごしている著者が、旅のエピソードを綴る。JALグループ機内誌『SKYWARD』掲載に加筆・修正。

浅田さんの短編集です。
JAL機内誌でのエッセイなので、旅の話が殆どですが…面白いです。
旅先での出来事、機内でのこと、旅先の食事や色んなエピソード「や作品に絡めての話だとか…本当に飽きさせない短編集です。
うむ…やはり旅は色んな経験をさせてもらえるんですね。
しかし、飛行機旅だけでなくタクシーでの話など外出先話もあったり(笑)まったく話が逸れてるのもあり…ま、それも面白いんですが…(笑)
水戸での変わった病院名探しなんかは…。
一つのエッセイから幕末の話へ行ったり、西太后の話になったりと、エッセイ一つで場所も時間もひとっとびできるのが、面白いところですね。

エッセイだけど読み応え有りの一冊です。
2010.07.17 Saturday 00:26 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『アイム・ファイン!』 浅田次郎 小学館

チュニジアで熱波に遭い、ラスベガスに遊び、西安を逍遙す…。世界を東奔西走する著者が、書斎の内外で起こる爆笑と福音の日々を綴る。JALグループ機内誌『SKYWARD』掲載に加筆・修正。 

JAL機内誌「SKYWARD」人気連載中の旅エッセイ「つばさよつばさ」の単行本化第2弾です。
第1弾は2007年に単行本『つばさよつばさ』として刊行し、2009年10月に同名タイトルで小学館文庫より刊行。
…『つばさよつばさ』読んでる筈なのに記事にUPしてませんでしたね…。
JAL機内誌ということで旅の話が多いのですが、お忙しいようでなかなか旅に出れないようですね…、それでもNHKドラマとなった『蒼穹の昴』のロケに行かれたりして、そのドラマの裏話。また、この頃書いてらした『中原の虹』について。
また浅田さん自身の体のこととか、運転についてなど…。
まじめさが面白くって、声に出して笑ってしまうことも何度か。
健康には留意してこれからも執筆活動に、そしてエッセイでも楽しませてほしいです。

本当楽しませていただきました( ̄∇ ̄)♪
2010.03.28 Sunday 10:43 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『すべての愛について』  浅田 次郎  河出書房新社

すべての愛について
すべての愛について

本の話、戦争小説の話、時代小説の話、自作の話、夫婦の話、恋人の話、母娘の話、競馬の話、ゼイタクの話、まちづくりの話、そして国を思う話……すべての愛について。浅田次郎の対談集。

色んな雑誌でのインタビューをまとめた1冊。
大体直木賞を獲った頃のものが多いかな。
作家同士だけでなく俳優さんなど16名とのインタビューはさまざまな「愛」について語られている。

興味が特にあったのを幾つか。
鈴木光司さんと家族愛、中場利一さん藤原伊織さんとギャンブルについて。草野仁さんとは馬主同士の話でしたが、知らない世界の話なので深く読んでしまった。
丸山あかねさんとの『椿山課長の七日間』の話も面白かったですし、山本一力さんとは時代小説への愛を二人熱く語ってるのが印象的でした。

この対談集には、浅田さんの家族や生い立ち、波乱万丈の時代の頃の話がよく出てきます。自身の「愛」について語るには外せないことですよね。
浅田さんの作品がどうして人気があるのか、説教されてるわけでもないのに何故か諭された気分になったり泣けたりするのが分かる対談集でした。
2008.01.25 Friday 17:20 | comments(0) | trackbacks(1) | 

『霧笛荘夜話』 浅田次郎  角川書店

霧笛荘夜話
霧笛荘夜話

霧深い夜、運河のほとりにある古ぼけたアパート霧笛荘に一人、たどり着く。
奥から管理人の老女が歩み寄り、七つある部屋を紹介する。

『港の見える部屋』
『鏡のある部屋』
『朝日のあたる部屋』
『瑠璃色の部屋』
『花の咲く部屋』
『マドロスの部屋』
『ぬくもりの部屋』

かつてどの部屋も住人が居たが今は誰も残っていない。
しかし各部屋に住んでいたエピソードを管理人の老女は今もはっきり覚えている。
それぞれに色んな過去を持っていて、決していい生活を送っていたわけではない。けどこの霧笛荘で過ごした時間決して不幸ではなかったと語る管理人。
切なさと優しさをヒシヒシ感じるが、悲しさや寂しさは…はあまり無かったように思う。
老婆の独特の語り口が、『霧笛荘』そのものの雰囲気を表わしていていい。

8点

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2004.12.18 Saturday 16:23 | comments(0) | trackbacks(1) | 

『浅田次郎ルリ色人生講座―浅田次郎物語』 スタッフ霞町 (著)本の森出版センター

浅田次郎ルリ色人生講座―浅田次郎物語
浅田次郎ルリ色人生講座―浅田次郎物語
スタッフ霞町

浅田作品は何故泣けるのか。など、浅田さん本人を考察したエッセイ。
浅田さん自体がドラマのような生き方をしてるし、その生き方が作品の根本にあると思う。泣かせる文章を「あざとい」という人もいるけど、平凡で忘れがちな幸せを気付かせてくれる‥‥からイイじゃないか (笑)
2003.12.05 Friday 08:54 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『霞町物語』 浅田次郎 講談社

霞町物語
霞町物語

昔は霞町と呼ばれていた町に冩真館があり頑固で粋な祖父と父が店を営んでいた。
役30年ほど前、主人公が高校生だった頃の祖父母や両親、懐かしい日々が雰囲気よく書かれている。
浅田サン世代には懐かしい、(浅田サンの自叙伝なのかな?)
私世代には粋でイナセな世界が見れて良い感じでした。

7点
2003.09.20 Saturday 12:04 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『姫椿』 浅田次郎 文春文庫

姫椿
姫椿

表題含む、8編の短編集。
泣かせる、感動・・・ではないけど、淋しく不幸な主人公が浅田さんの独特のストーリーで、立ち直っていきます。

「獬・シエ」
長年連れ添ってきた猫リンを失ったOL鈴子の元に架空の動物であるシエがやって来た。
鈴子の寂しさを癒してくれる、ファンタジックな話。。
〜こんな可愛らしい文章もアリなのね・・!

「マダムの喉仏」
亡くなったゲイのマダムは、普段の日常生活は男性として暮らし、ゲイのことを隠していた。
家族にもばれない様に、ゲイ仲間は、マダムのゲイとしての痕跡を隠そうと必死になる。
〜ゲイのマダムは完璧だった。

「再会」「姫椿」「永遠の緑」とも良かった。
盛り上がりに欠けるけど、静かなのも良いのでは・・・。

7点
2003.09.10 Wednesday 13:39 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『蒼穹の昴(上・下)』 浅田次郎 講談社

蒼穹の昴〈上〉
蒼穹の昴〈上〉
蒼穹の昴〈下〉
蒼穹の昴〈下〉

上下巻800Pからなる歴史小説。

中国清朝末期、貧しい農民の少年・春児と、春児の兄の友人、梁文秀は、占い師に予言された言葉を信じ 、やがてその予言を現実へ〜導かれるように成長していく、二人のサクセスストーリー。

長編・歴史モノという私にとっては苦手意識が強かったけど…読み始めると、まったく抵抗なく読めた。確かに長いのだけど、何も知らない私にとってはこのぐらい細かく書き込んであった方が分かりやすかった。
二人が進んでいく上で通らなければならない、最初の試練、宦官への手術や、官僚になるための壮絶な試験の様子などは、衝撃的。その後も時代が大きく変わろうとする中で、立場の違う二人がそれぞれ巻き込まれ、それでいて複雑な人間関係の中、道を間違えることなく進んでいける二人の強さに、ずっと惹き込まれた。
また、どの時代貧富かあっても変わらない親子・兄弟・師弟の愛情など、とても想いは深く心打たれた。

10点
2003.07.10 Thursday 14:25 | comments(0) | trackbacks(1) | 
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