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『親切なおばけ』  若竹 七海 (著) 杉田 比呂美 (イラスト)  光文社

親切なおばけ
親切なおばけ

近所の人から「おばけやしき」と呼ばれるほど、古いお家に住んでいるノノコちゃん。それが理由で、いつもひとりぼっちです。ノノコちゃんは、大好きだったおじいさんのいうことを聞いて、「親切なおばけ」になれるかな?

若竹さんといえば杉田 比呂美さんのイラスト…と繋がってイメージされますね。
文章の雰囲気と絵がマッチしてます。
今回のは絵本。子供向けなのかな…でも図書館には成人用の棚にありました。

古い家に住んでるのでノノコちゃんはおばけだからと誰も遊んでくれません。ちょっぴり寂しくなってることはおじいちゃんしか気づきません。
そんなおじいちゃんが亡くなる前にノノコちゃんに「親切なおばけ」になると約束します。しかし、お葬式の時に良かれと思ってすることが、周りを大騒ぎさせることになります。

小学生の低学年の女の子でしょうか、いいオバケになるために必死です。それをおじいさんはずっとオバケの姿になって見守ります。
「親切なおばけ」になったらどうなるのでしょう…。
ユーモアたっぷりだけどシンミリ切なくなってしまう絵本。
雪が降るといつも思い出すことが出来るね、ノノコちゃん。
2008.11.05 Wednesday 20:54 | comments(0) | trackbacks(0) | 

『蹴りたい背中』 綿矢りさ 河出書房新社

蹴りたい背中
蹴りたい背中

主人公ハツは、高校に入ってからクラスに馴染めず孤立していたが、
同じように孤立していた「にな川」に目が行くようになった。
その「にな川」がファンの、モデルのオリチャンの話題で話すようになった。。

クラスメートの視線は気になり、なるべく目立たないようにしているのに、気になる「にな川」が自分の方に向いてくれなくって、とってもイライラする様子は、高校生らしいのか、可愛らしいのかよく分からないが、多分「にな川」が夢中になること自体に腹を立てる。普通なら相手のモデルの子に腹を立てるのだと思うが、そこまで視線が届かず「にな川」にイラついてしまう。それだけ彼に夢中になっていることに本人が気付いてないのが、若さなのだろうか(苦笑)

このぐらいの年齢の時はコンパスで測れるぐらいの輪の中が自分の世界で、その輪の中心にいつも自分がいる。毎日がドラマで、その主人公はいつも自分だった。・・・そんなハツの高校生活の一部を覗いた感じがした。

〜しかし、文章に慣れないせいか、読了しても終わったような気がしないのは何故でしょう。
文章自体は読みやすく、嫌ではない。現実に近い物語というより、日記やエッセイ風に読めてしまったのは多分私だけだと思うけど・・・自分がこの年の頃を思い出したかな。
似てると思うのは世界観がとても狭かったことが共通かも。

7点
2003.09.29 Monday 11:59 | comments(0) | trackbacks(1) | 
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