親切なおばけ
近所の人から「おばけやしき」と呼ばれるほど、古いお家に住んでいるノノコちゃん。それが理由で、いつもひとりぼっちです。ノノコちゃんは、大好きだったおじいさんのいうことを聞いて、「親切なおばけ」になれるかな?
若竹さんといえば杉田 比呂美さんのイラスト…と繋がってイメージされますね。
文章の雰囲気と絵がマッチしてます。
今回のは絵本。子供向けなのかな…でも図書館には成人用の棚にありました。
古い家に住んでるのでノノコちゃんはおばけだからと誰も遊んでくれません。ちょっぴり寂しくなってることはおじいちゃんしか気づきません。
そんなおじいちゃんが亡くなる前にノノコちゃんに「親切なおばけ」になると約束します。しかし、お葬式の時に良かれと思ってすることが、周りを大騒ぎさせることになります。
小学生の低学年の女の子でしょうか、いいオバケになるために必死です。それをおじいさんはずっとオバケの姿になって見守ります。
「親切なおばけ」になったらどうなるのでしょう…。
ユーモアたっぷりだけどシンミリ切なくなってしまう絵本。
雪が降るといつも思い出すことが出来るね、ノノコちゃん。