『まる ありがとう』
【まるの写真114枚掲載】
2020年12月21日、まるが天国へ旅立ちました。
養老さんは愛猫まると18年の時間を過ごし、その様子はNHKの「まいにち 養老先生、ときどき まる」でおなじみとなりました。
まるを自分自身の「ものさし」と語ってきた養老さん。
まると過ごした日々、まるの死を通じて養老さんは、意識中心で頭でっかちになりがちな人間社会の危険性や、生き物にとって大切な感覚の世界について改めて思索を広げ、その視点は独自の「自足」論として本書で展開されます。
まるとの出会いと日常、生きていく術、死、ペットロス、生き物らしさなど、かけがえのない存在だったまるの死に直面して考えたことを、養老さんが語りつくしました。
まるに寄り添い、写真を撮ってインスタグラムやブログにアップしてきた、養老さんの秘書・平井さんのエッセイも掲載しています。
NHKで『ネコメンタリー 猫も杓子も』や「まいにち 養老先生 ときどき まる」をよく見てたし、猫雑誌とかでも随分見てきた養老先生とまる。ずいぶん長生きなまるなので、このまま生き続けるんじゃないかと思ってたけど、反面まるの外出も多かったので心配してた(鎌倉のお家の方は周りが森のように木々が多く山深いので車の事故とかはなさそう…)。
しかし、亡くなってしまってたんですよね…遅れて知ったけど、我が愛猫も同じころに亡くなってしまってた。この本は養老先生がまるが亡くなった後感じた事を主に書いたエッセイなので、まるが居なくなった後の気持ちがどうだったのか知りたかった。
まるは自分自身のものさし…という先生。まるの自由な行動は見習うべきことが多かったのかな。
解剖学と脳科学に長けている先生だから、まるの考えそうなこととかを感じてたのかも。まるの死後もまるの事を考える…、これは先生が得意なことなのかもしれない。
先生は虫も好きなのでよく新種を見つけたりして標本にしたり論文を書いたりと忙しくしてるけど、