独身獣医の伯朗のもとに、かかってきた一本の電話―「初めまして、お義兄様っ」。弟の明人と最近、結婚したというその女性・楓は、明人が失踪したといい、伯朗に手助けを頼む。原因は明人が相続するはずの莫大な遺産なのか。調査を手伝う伯朗は、次第に楓に惹かれていくが。恋も謎もスリリングな絶品ミステリー。
東野作品の中ではライト系の主人公。獣医設定だったり…と東野作品らしいな〜と読み進めますがラストはそう来たかと思わせるのは流石だな…ただ登場人物多くない?と中途で止まってたんだけどドラマが始まったので終わる前に読了。あれをどう表現するのか気になるけど、面白く読了。ストーリーにメッセージ性はそれほどないけど、一族とか家族とか…長年の謎が解けたときに感じる爽快感は得られます。主人公の優柔不断さはイライラしたけど(笑)