『書店風雲録』『書店繁盛記』と、書店の裏側を書いた田口さん、新しくオープンする店の手配やお手伝いに奔走する2007年2月、自宅庭にフラリとやって来たノラコとその母猫との出会う。
田口さんの同居するお母様が猫は家に入れちゃダメと外猫としてのお付き合いがスタート。
立ちかわって入ってくる他の猫達、季節と共に変わる猫達の生活環境と、田口さんとお母様の気持ち。ベストではないのかもしれないけど、ありのままに生きる猫達を田口さんの独特の目線で綴られていて面白かったです。
もちろん猫が登場する本なども出てきますし、書いてある事がつい最近の話まであるので、余計にリアルタイムで見てるようです。(もちろんフィクションではないので当たり前なんですけど)
このノラコとの出会いの話と一緒にジュンク堂事件簿も書いてあり、出版業界だったり、書店でのご苦労も見えて新鮮でしたが、営業努力とは別の大変さもあるんだなと思いました。
で、ノラコ…チラリと写真で出てましたが、とってもかわいい三毛ちゃん。今は家猫となってるようです。猫にも人生…一匹一匹にドラマがあるんですよね。うんうん。危険のない家の中でノンビリ暮らしてる事でしょう、よかったよかった。
猫好きの方で書店事情がちょっと知りたい方は是非。
(いるかな?)