東京日記 卵一個ぶんのお祝い。
雑誌『東京人』にて連載中の『東京日記』の単行本化です(2001年6月号~2004年5月号分を収録。続編も予定)。
著者ならではの、エッセイとも小説ともつかない、おかしみとシュールさの入り混じった世界が広がる本書は、川上的世界のエッセンスがたっぷりつまった、ファンの期待にこたえる一冊です。
先に『東京日記2 ほかに踊りを知らない。』を読んでたのでコチラも読んでみる事に。
コチラの方は月によって何となくのテーマがあってシンプルで面白いです。
約3年間の日記なんですが、川上さんの周りの時間の流れはいつも同じ、ゆったりですね。
よくお友達と外食をされるようですが、オシャレな場所より定食屋さんなどゆっくり飲みながら食事をされることが多いのかな。小説に出てくるクダリはこういうところからきてるのかも。また美味しくて楽しい時間を表現されるのが上手い。川上さんの小説の魅力の秘密を知ってしまったのかも。